2025年10月22日現在、iOS版Xでリンクを開いた際の仕様変更がテストされており、リンク先を別アプリに共有できる「共有ボタン(共有シート)」が表示されない場合があります。
また、メニューから「リンクをコピー」を選択しても、x.comから始まる投稿のURLがコピーされてしまい、リンク先のURLをコピーできないことがあります。
筆者のアカウントでも変更が適用されており、URLを共有する際に戸惑いましたが、リーダー機能を経由することでリンク先の共有やURLのコピーができたので手順を詳しく解説します。
目次
Xでリンクを開いた時の動作が仕様変更
2025年10月下旬頃から、iOS版Xの一部アカウントで「リンクを開いた際に画面下部に元の投稿が表示されるUI」のテストが行われています。
従来は投稿されたリンクを開くと、ブラウザが元の投稿を覆い隠していましたが、変更後は内蔵ブラウザでリンク先が表示され、リンクの共有元となる投稿が画面下部に表示されるようになりました。
クリエイターにとってよくある不満は、リンクを含む投稿はリーチが低くなる傾向があるということです。これは、ウェブブラウザが投稿を覆い隠してしまい、人々がいいねや返信をするのを忘れてしまうからです。その結果、Xはそのコンテンツが良いものかどうかを明確に把握できません。
リンク先のURLがコピーできず、共有ボタンも消える
リンクを共有した投稿にいいねや返信がしやすくなりましたが、リンク先をメールやLINEなど別アプリに共有できる「共有ボタン」が表示されなくなりました。
変更後も「リンクをコピー」を選択するか、ポストの共有ボタンから別アプリに共有できますが、いずれもx.comの投稿が共有されるため、リンク先のURLは共有できない状態です。
リーダー機能でリンク先のURL共有とコピーが可能
仕様変更後「リンク先のURL」を共有やコピーする場合は、以下の手順でリーダー機能を経由することで共有することができました。実際に仕様変更が適用された筆者アカウントで動作を確認しています。
Xでリンク先を共有する手順:
- Xアプリで投稿に添付されたリンクを開く
- 「…」をタップ
- 「リーダーを表示」をタップ
- 「共有ボタン」をタップ
- 他アプリに共有する場合:メールやLINEなど任意のアプリを選択
- URLをコピーする場合:「その他」→「コピー」をタップ
ただ、今回の仕様変更の背景には「リンクを含む投稿はリーチが低くなる傾向の改善」があるため、この方法がリーチ低下に寄与していると判断された場合、リーダー機能の使用も制限される懸念があります。
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