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Apple「保護のためApple IDは自動的に無効になります」詐欺メールに注意

Appleを騙るフィッシング詐欺メール「保護のためApple IDは自動的に無効になります」の受信が複数報告されています。App StoreやApple Paymentなどと称するメールアドレスから届きますが、いずれもAppleから届いたメールでは無いので注意が必要です。

Apple IDは自動的に無効になります〜について

2020年1月6日時点、複数報告されているフィッシング詐欺メール「保護のためApple IDは自動的に無効になります」は、Apple IDのパスワードリセット・Apple IDのロック解除の必要があるとして、リンク先(フィッシング詐欺サイト)へ誘導する以下の内容になっています。

送信元の表示名:App Store、Store App、Apple Paymentなど
件名:保護のため、Apple IDは自動的に無効になります。

パスワードをリセットするか、Apple IDのロックを解除します

最近、パスワードのリセットまたはApple IDのロック解除のリクエストを送信しました。
下のリンクをクリックして続行します。

Apple IDのロックを解除

iCloudは提供されるサービスですりんご.

著作権 2019 Apple worldwide
All Rights Reserved.

Appleフィッシング詐欺メール

iPhoneの画像を添付するなど凝った内容になっているものの、文末の翻訳ミス(iCloudは提供されるサービスですりんご)で違和感を覚え、詐欺メールだと気がつくユーザーが多いようです。

Apple IDのロック真偽はApple ID管理ページで確認

Apple IDのロックを知らせるメールが届いた場合、無闇にメール内のリンクを開かずに、Apple ID管理ページ(公式サイト)でサインインできるか確認してください。(サインインできればメールは”偽物”と判断できます)

また本当にApple IDがロックされた場合は、以下いずれかのメッセージが公式サイトやデバイス上に表示される場合があります。(参考:サポート記事

「この Apple ID は、セキュリティの問題により使用が停止されています」
「セキュリティ上の理由によりご利用のアカウントが無効になっており、サインインできません」
「この Apple ID はセキュリティ上の理由からロックされています」

Appleを騙る詐欺メールの特徴と対策

Appleを騙るフィッシング詐欺メールは「Apple IDのロック」「領収書(請求書)」に似せたものが多く、また以下の共通の特徴があります。

  • 重要なメールにもかかわらず、Apple IDに登録してある氏名や請求先住所、Apple IDの記載が無い
  • 差出人や文中のリンクURL(ドメイン)が会社と一致しない
  • 宛名が”お客様各位”など曖昧な表現
  • クレジットカード情報、アカウント情報の入力を一方的に求める内容
  • 意図不明な添付ファイル(今回であればPDFファイル)

これらに一致するメールはフィッシング詐欺メールの可能性が非常に高いので、無闇にメールのリンクを開かずに、Apple IDの管理ページや購入履歴ページでメール内容の真偽を確認するようにしてください。

著者情報

Ryo
こんにちは、「SBAPP」を運営しているRyoです。

Apple製品はiPhone 3GSから使い始め、国内でスマートフォンが急速に普及し始めた時期、iPhone 5が展開された頃から、主にiPhoneやiOSなどの使い方や不具合情報を10年以上にわたり発信しています。

現在はiPhoneやiOSの情報だけでは無く、SNSプラットフォームでの障害や不具合、フィッシング詐欺メール・SMSに関する注意喚起など、広範なテーマにわたる記事を書いています。

過去には「電気の見える化」に関するウェブアプリケーション開発、大規模システムの保守業務に従事していたことがあり、それらの経験を活かしてSBAPPを含むブログメディア等を運営しています。記事が少しでもお役に立てたら幸いです。

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