iOS18.6.1アップデート後、一部のiPhoneでアラームの音量が小さくなる問題が報告されており、ユーザーから「アラームが小さくなったのはアプデのせい?」「iPhoneのアプデで勝手に通知音下げられた」といった声が挙がっています。
実際に筆者のデバイスでも同じ問題が発生したため、この問題の詳細と対策について詳しく解説します。
目次
アラームの音量が勝手に小さくなる問題が報告
iOS18.6.1アップデート後、一部のiPhoneで「着信音と通知音」の音量が小さくなり、予期せずアラーム音が小さくなったとの報告がSNS上に寄せられています(ユーザーの言及:ポスト1、ポスト2)。
この問題の特徴:
- iOSアップデート後からアラーム音が小さくなる
- アラーム音、着信と通知音がメディア再生時の音量になった
- 同様の問題がiOS18.5の頃にも報告
筆者端末でもアプデ後にアラームの音量が最小に
筆者のiPhone(iOS18.6.1)でも同様の問題が発生し、アップデート後に「設定」→「サウンドと触覚」→「着信音と通知音」を確認したところ、音量スライダーが左端に移動していました。
着信音通知音を音量ボタンで調整できる「ボタンで変更」をオフにしているため、この音量を変更するには設定画面でスライダーを操作する必要がありますが、そういった操作をした覚えはありません。
また、音量に関するショートカットやオートメーションは使用していないため、自身で設定アプリを開いて操作しない限りは音量は変わらないはずですが、アップデート後には音量が最小になっていました。
※ メディアの再生音量は最小にしていたため、着信音と通知音の音量が再生音量に合わせられたのか、あるいは単に最小になったのかまでは特定できていません。
アラーム音が小さくなる問題の対策
この問題はiOS18.5の頃にも報告されていますが、根本的な解決方法は見つかっておらず、以下いずれかの方法で対策する必要があります。
- iOSアップデート後に「着信音と通知音」の音量を確認する
- 就寝前に「着信音と通知音」の音量を確認する
- 就寝前にオートメーションで着信音を大きくする
もしiPhoneを手に持った時点でアラームの音量が小さくなる場合は、画面注視機能による影響の可能性があるため、以下の手順で「画面注視認識機能」をオフにすることで解決しないか試してください。
画面注視機能をオフにする手順
- 「設定アプリ」を開く
- 「Face IDと注視」をタップ
- 「画面注視認識機能」をオフ
オートメーションでアラーム音を自動で最大にする方法
アラームの音量が小さくなる問題の対策として、ショートカットアプリのオートメーションを使用し、指定した時刻に「通知音と着信音」の音量が自動で最大になるよう設定する方法がお勧めです。
実際にiOS18.6.1の検証機を使用して以下の手順オートメーションを作成し、ロックされたデバイスの「通知音と着信音」の音量が指定時刻に最大になることを確認しています。
自動で音量を大きくするオートメーションの作成手順
- 「ショートカットアプリ」を開く
- 「オートメーション」をタップ
- 右上の「+」をタップ
- 「時刻」をタップ
- 時刻、繰り返し(毎日・毎週・毎月)を決めて、「すぐに実行」を選択
- 「次へ」をタップ
- 「新規の空のオートメーション」をタップ
- アクションの検索欄に「音量」と入力
- 検索結果の「音量を設定」をタップ
- 青文字の「メディア」をタップして「着信音」に変更
- 青文字の「50%」をタップして音量スライダーを右端に移動(100%)
- 「完了」をタップ
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