2段階認証アプリ「Google Authenticator(Google認証システム)」がアップデートされ、Googleアカウントによる同期に対応しました。これにより、iPhoneとAndroidなどのスマートフォン間でも共通の認証コードが使用でき、スマートフォンを紛失した場合でもGoogleアカウントにログインするだけで、簡単に認証コードを復元できるようになりました。
目次
Google AuthenticatorがGoogleアカウントでの同期・バックアップに対応
これまで「Google Authenticator(Google認証システム)」では、スマートフォンを紛失したり、故障などにより初期化した場合など、状況次第では保存された認証コードを完全に復元できないといった弱点がありました。
しかし、最新のアップデートでGoogleアカウントによるデバイス間の同期に対応し、iOSやAndroidで共通の認証コードが使用できるようになりました。また、スマートフォンを紛失したり初期化した場合でも、Googleアカウントにログインすることで設定した認証コードを簡単に復元できるようになりました。
- クラウド同期: 認証システム コードを Google アカウントやデバイス間で同期できるようになったため、スマートフォンを紛失した場合でも常にコードを利用できます。
- 新しいアイコンとイラスト: モダンでユーザー フレンドリーな新しいアイコンとイラストがアプリに追加されました
- UX とビジュアルの改善: 使いやすく、視覚的にも魅力のあるデザインになりました
引用:App Store
Google AuthenticatorでGoogleアカウントと同期する手順
既にGoogle Authenticatorを使用している場合、アップデート後にアプリを起動すると、「Google認証システムのアップグレード」というメッセージが表示されます。画面下部の「開始」をタップすることで、Googleアカウントとの同期設定を開始できます。
- Google Authenticatorをアップデートする
- Google Authenticatorを起動する
- 「Google認証システムのアップグレード」で「開始」をタップ
- 「○○として続行」をタップ ※Google関連アプリでログイン済みの場合。
Google認証システムのアップグレード
Googleアカウントにログインして、Google認証システムのコードをクラウドにバックアップできるようになりました
開始
「アカウントなしでAuthenticatorを使用」の選択後に同期設定をやり直す場合について
アップデート後に「アカウントなしでAuthenticatorを使用」をタップした場合は、画面右上のGoogleアカウントのアイコンをタップすることで、Googleアカウントとの同期設定を開始することができます。
- 右上のアイコンをタップ
- Googleアカウントを選択
- 「このアカウントへのコードの保存を開始しますか?」で「許可」をタップ
このアカウントへのコードの保存を開始しますか?
(メールアドレス)にコードを保存できるようになります
キャンセル 許可
Google AuthenticatorでGoogleアカウントの同期を解除する方法
Googleアカウントとの同期を解除する場合は、画面右上のGoogleアカウントのアイコンをタップし、「アカウントなしでAuthenticatorを使用」を選択することで解除できます。
この操作を行うと、他のスマートフォンでログインしているAuthenticatorについては同期が解除されるため初期化され、操作を行なったスマートフォンにのみ認証コードの情報が残ります。
- 右上のGoogleアカウントのアイコンをタップ
- アカウントなしでAuthenticatorを使用
- 「アカウントなしで認証システムを使用しますか?」で「続行」をタップ
2段階認証プロセスの設定状況を見直す
スマートフォンの紛失や故障によりGoogle Authenticatorが初期化された場合、Googleアカウントに登録してあるデバイスでメッセージや確認コードを受信するか、バックアップコードを使用して、Google Authenticatorでログインし直す必要があります。
Google Authenticatorで同期の設定を行っても、前提条件としてGoogleアカウントにログインする必要があるため、今回を機に2段階認証プロセスの設定状況やバックアップコードを確認しておくと安心です。
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