SBAPP

【レビュー】ELECOMの本気がわかるハイレゾ対応イヤホン「EHP-CH3000BK」を購入しました

音楽ストリーミング配信サービスであるApple MusicやLINE MUSICがはじまり、以前よりも音楽を聴く機会が増えたのではないでしょうか。
Appleの標準イヤホンであるEarPodsや安価なイヤホンでは何か物足りなく感じてきている方もいると思います。
今回はそんな方にもお勧めが出来る、ELECOMのハイレゾ対応イヤホン「EHP-CH3000BK」を購入したので早速使用感諸々お伝えします。

正直なところ、どうしてもELECOMのイヤホンと聞くと安っぽいイメージ(ごめんなさい)がありますが、EHP-CH3000については「本当にELECOMのイヤホン?」と思うぐらい安っぽいイメージを払拭するような素晴らしいイヤホンに仕上がっています。

※ iPhoneの標準ミュージックアプリやApple Music、LINE MUSICはハイレゾに対応はしていませんが、通常の音楽をハイレゾ対応イヤホンで視聴しても全く問題はありません。

ELECOMの本気「EHP-CH3000BK」

基本スペック

EHP-CH3000はパーツにもかなり力が入っており、幾つか特許素材も採用されています。
ELECOMがいかに本気でEHP-CH3000を作ったかがわかります。

  • テイジン®テトロン®フィルムMFLを機材にリブを設けた高剛性振動板を採用。
  • ダイヤフラムの振動スピードを加速させ、力強い低音を実現出来る前置ネオジウムマグネットを採用。
  • ドライバー、ボールピース、マグネットを同軸上に配置する新開発の音孔構造“Magnetic Turbo Axialy Port”を採用。
  • ドライバーケースとハウジングに、不要な振動を抑制する高剛性アルミ素材を採用。

EHP-CH3000の基本スペックは以下の通りです。

EHP-CH3000BKスペック
サウンドシステム 密閉型
装着方式 耳栓タイプ(カナル型)
ドライバーユニット ダイナミック型 φ12.5mm
スピーカ入力インピーダンス 16Ω
音圧感度 100dB/1mW
最大許容入力 100mW
再生周波数帯域 5Hz~40kHz
コード長 1.2m(Y型)
プラグ φ3.5mm 3極ミニプラグ(L型)
外形寸法 ヘッドホン本体:幅14.2mm×奥行27.0mm×高さ33.0mm (コード含まず)
カラー ブラック
付属品 イヤーキャップ(S/M/L)、コードキーパー、ポーチ、保証書
環境配慮事項 RoHS
保証期間 6カ月

パッケージ

パッケージ表にはハイレゾ対応のラベルが貼られています。
th_IMG_1256

裏面にはEHP-CH3000BKの特徴が書かれています。
th_IMG_1257

パッケージを開けてイヤホンが収納されているケースを外すと、他の付属品を取り出すことが出来ます。
th_IMG_1259

梱包内容は「イヤホン」「ケース」「コードキーパー」「イヤーピース(S/M/L)」です。
th_IMG_1262

EHP-CH3000BK使用感

イヤホン外観

イヤホン本体は、マットなブラック色になっているので見た感じだと金属には見えませんが、手に持つと削りだしアルミのような質感です。
th_IMG_1265

背面は、可動させる事が出来るように見える機械っぽいデザインになっています。(実際は動かせません)
少し華奢にみえるかもしれませんが、実際に現物を手に持って触ってみると、かなり頑丈に作られており細部まで作りこまれている感じがわかります。
th_IMG_1266

ELECOMのロゴはイヤーピース裏側に印字されているので、通常使用する分にはまず見えません。
(以下の写真はイヤーピースを外しています)
th_IMG_1272

プラグは金メッキが採用されています。
th_IMG_1274

音は「ドンシャリ」系

※ 音に関する感想は各々で大きな差が生まれるので、あくまで一個人の参考程度に留めてください。

EHP-CH3000は、低域が強いドンシャリ系のイヤホンです。
といっても、低域だけが前面で出て強いという訳でも無く、しっかりと中高音域の情報量や解像度を引き出しつつ低域の厚みをしっかりと確保したような感じのバランスになっているので、中高音域(ボーカルの声など)を潰さずに迫力のある低域を楽しめるイヤホンになっています。
恐らくELECOMが独自開発した音孔構造“Magnetic Turbo Axialy Port”が、この音のバランスを実現しているのかもしれません。

独自開発”Magnetic Turbo Axialy Port”
ドライバー、ボールピース、マグネットを同軸上に配置する新開発の音孔構造“Magnetic Turbo Axialy Port”を採用しています。
これにより低域から高域までスムーズなレスポンスを実現します。
引用:ELECOM

密閉性もかなり良く、爆音にしない限りは音漏れを気にする必要は無いので、通勤通学時の使用も何ら問題は無いと思います。
ただし、ケーブルのタッチノイズが少し目立つので、ランニングなどの運動中の使用には向かないかもしれません。

こんな人におすすめ

低域が強いイヤホンが苦手な方や運動をしながら音楽を聴く方は別のイヤホンを視野に入れた方が良いかもしれません。
逆に、低域の音が耳の中で響く感じが好きな方、通勤通学自宅用、手の出しやすい値段で値段以上のイヤホンを求めるのであれば、概ね満足すると思います。
少なからず、今までiPhone付属のEarPodsや安価なイヤホン(数百円〜3,000円程度)を使っていた方であれば、音の迫力や情報量の多さに圧巻されると思います。

イヤーピースが人によってはイマイチ?

人によって耳の形が異なるので一概には言えませんが、私の場合は付属のイヤーピースが耳に合いませんでした。
密閉性はかなり良いのですが、耳の中での圧迫感がかなり強く、長時間装着するのは少し厳しかったです。
付属イヤーピースの各サイズを横に並べてみると、サイズの割には少し大きめのように感じます。
th_IMG_1276

交換用イヤーピースとして「JVC EP-FX9M-B(Mサイズ)」を購入してみたのですが、これが正解でした。
th_IMG_1278

付属イヤーピースとEP-FX9M-Bの同サイズで比較してみると、同じMサイズでも高さに結構な差があり、イヤーピース自体の硬さも付属のイヤーピースの方が硬めです。
th_IMG_1281

EP-FX9M-Bの口径の大きさや内部の丸い小さなホールのお陰もあってか、付属イヤーピースよりも中域〜高域の音がかなり明瞭になり、装着感もかなり向上しました。
th_IMG_1284

コスパは良いかも?

ELECOMはハイレゾ対応イヤホンとしてEHP-CH1000、EHP-CH2000、EHP-CH3000..と出していますが、店頭で視聴した感じでは、今回のEHP-CH3000が音のバランスや音の厚みが好みでした。
各モデルで低域〜高域の音のバランスが全く異なるので、是非一度お店で視聴してみてください。
最新のEHP-CH3000は1万円前後で購入できますが、このクオリティで1万円はかなりコスパが良いと思います。

つぶやき

kogoto_prof
普段はヘッドホンを使っているのですが、今時期の暑さだとどうしても蒸れてしまうので、久しぶりにイヤホンを購入しました。
今まで安価なイヤホンを使っていると、どうしても最初は数千円〜1万円だすことに抵抗があるかもしれませんが、是非一度お店で視聴してみてください。
今までは聞こえなかった音も聞こえるようになることもありますよ。

著者情報

Ryo
こんにちは、「SBAPP」を運営しているRyoです。

Apple製品はiPhone 3GSから使い始め、国内でスマートフォンが急速に普及し始めた時期、iPhone 5が展開された頃から、主にiPhoneやiOSなどの使い方や不具合情報を10年以上にわたり発信しています。

現在はiPhoneやiOSの情報だけでは無く、SNSプラットフォームでの障害や不具合、フィッシング詐欺メール・SMSに関する注意喚起など、広範なテーマにわたる記事を書いています。

過去には「電気の見える化」に関するウェブアプリケーション開発、大規模システムの保守業務に従事していたことがあり、それらの経験を活かしてSBAPPを含むブログメディア等を運営しています。記事が少しでもお役に立てたら幸いです。

コメントを投稿する(承認後に反映されます)

*

Return Top