Appleが米メディアBackchannelに対し、Magic Keyboard、Magic Mouse 2、Magic Trackpad 2など、様々な自社アクセサリを開発している研究施設「Input Design Lab(別名:Vallco Parkway)」の取材を受け入れ、WEBで同施設の内部写真が公開され話題になっています。
Input Design Labは、Appleがこれまで取材や撮影を拒否してきた重要施設の1つです。
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Apple独自の機器ツールを使い最先端の開発を
Magic KeyboardやMagic Mouse 2などのアクセサリーを開発する際は、多数のセンサーを腕に装着し、肉体疲労や正確さなど、様々なデータをモニタリングしながら開発を行っているようです。
時折「タイピングがしづらい」「マウスの形が握りづらい」などの酷評も耳にしますが、データ(数値)上では体に負担が少ない優しい設計なのかもしれませんね。
アクセサリの耐久試験も行っているようで、Magic Keyboardはタッパーと呼ばれる機器で、キーを最高500万回押下して正常に動作するのか確認しているようです。
この500万回という数字は決して多い数では無く、最近のメンブレン式キーボードであれば200万回~1000万回、機械式であれば2000万回~5000万回程度の耐久性があると言われているので、耐久度的にはメンブレン式と同程度と考えて良いのかもしれません。
他にもロボットアームを使い、Magic Mouse 2などが様々な材質(ガラスや金属)の環境下でも動作するか確認する為の試験も行っているようです。
アクセサリから発せられる音も、専用の音響ルームでモニタリングして調整しているようです。
Magic Keyboardでタイピングした時の「パタパタッ」という音も、Appleが計算尽くした音なんでしょうね。
公開に踏み切った理由
これまで取材を拒否してきたAppleの重要施設ですが、なぜこのタイミングで公にしたのかは不明です。
考えられるのは、最近発売されたMagic Keyboard、Magic Mouse 2、Magic Trackpad 2販促でしょうか。
販促程度で重要施設を公開するとも考えづらいような気もしますが..
なお、参考元のBackchannel では、他にも様々な写真を公開されているので、興味がある方は是非ご覧ください。
記事中に出てきた3つのアクセサリは、以下の記事で特集しています。
参考:Backchannel via Apple Brothers
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