2025年10月23日現在、iOS版Excelアプリ(エクセル)がフリーズする不具合が発生しており、シート編集時などにアプリが固まる場合があります。
この不具合は筆者のiPhoneでも高頻度で発生しており、根本的な解決にはMicrosoftの対応を待つ必要がありますが、フリーズの回避方法を実機で検証し確認できたので詳しく解説します。
目次
iOS版Excelがフリーズ、固まる不具合が発生
2025年10月23日現在、iOS版Excelアプリでファイルを開くと、アプリがフリーズし操作を受け付けなくなる不具合が発生しています(ユーザーの言及:ポスト1、ポスト2)。
この問題について、海外掲示板のReddit(Excel on iOS and iPad OS freezes and completely non-functioning)では様々な回避策が寄せられており、筆者端末で検証したところ、以下の方法でフリーズを回避できることを確認しました。
iOS版Excelのフリーズを回避できた対処法:
- 機内モードのオンオフ
- Wi-Fiのオンオフ
- 「クラウド設定のリセット」をオンにしてから開く
- 閲覧のみ;Microsoft 365 Copilotからファイルを開く
- フリーズした状態のまま待つ(筆者端末は1分弱)
なお、「Microsoft 365 Copilotからファイルを開く」以外の方法は、アプリを再起動すると再発するため、その都度操作が必要です。根本的な解決にはMicrosoftの対応を待つ必要があります。
Wi-Fiまたは機内モードをオンオフする
iOS版Excelアプリで通信に関する問題が発生している可能性があり、コントロールセンターから「機内モード」もしくは「Wi-Fi」をオンオフするとフリーズが解消されます。
筆者端末では必ずフリーズが解消されているため、この方法が別途アプリのインストールも必要なく、最も簡単な対処法となりました。
機内モードかWi-Fiオンオフで対処する手順:
- iOS版Excelアプリでファイルを開く
- セルを選択するなどして意図的にフリーズさせる
- iOSのコントロールセンターを開く
- Wi-Fiもしくは機内モードをオンオフする
「Microsoft 365 Copilot」でファイルを開く(閲覧のみ)
Excelファイルを編集する必要がない場合は、App Storeで配信されている無料アプリ「Microsoft 365 Copilot」からファイルを開くことで、フリーズせずに閲覧できます。
右下に表示されるエクセルアイコンをタップすると、iOS版Excelアプリに移動できますが、この方法で移動してもフリーズするため編集はできません。
Microsoft 365 Copilotでファイルを開く手順:
- 「Microsoft 365 Copilot」をインストールする
- 閲覧するエクセルファイルを開く
「クラウド設定のリセット」をオンにしてExcelを起動
端末がMDM(Mobile Device Management)や構成プロファイル等でWi-Fiの変更が制限されている場合は、以下の手順で「クラウド設定のリセット」をオンにしてからExcelアプリを起動することでもフリーズを回避できます。
クラウド設定のリセットをオンにして対処する手順:
- iOSの「設定」を開く
- 「アプリ」をタップ
- 「Excel」をタップ
- 「Excelのリセット」をタップ
- 「クラウド設定のリセット」をオン
- iOS版Excelアプリを起動する
※ クラウド設定のリセットは、Excelアプリを起動すると自動でオフに切り替わります。
コメントを投稿する(承認後に反映)