2025年6月23日現在、決済ブランドのVisaを騙る詐欺メッセージ「【Visa カード】ご利用中のカードに通常と異なるアクセスが確認されました。安全のため一部機能を制限しています。」が出回っています。
詐欺メッセージはAppleの「iMessage」で配信されており、添付されたURLをタップすると、クレジットカード情報を盗み取る詐欺サイトに誘導されるので注意してください。
目次
Visaを騙る詐欺メッセージ(iMessage)が出回る
2025年6月頃から、「【Visa カード】ご利用中のカードに通常と異なるアクセスが確認されました。安全のため一部機能を制限しています。」といった、Visaを装った詐欺メッセージが確認されています。
このメッセージはAppleの「iMessage」で送られており、キャリアの迷惑SMS対策サービスを利用していても受信する場合があるので注意してください。
【Visa カード】ご利用中のカードに通常と異なるアクセスが確認されました。安全のため一部機能を制限しています。ご確認はこちら:
https://visa.○○○
※24時間以内にご確認がない場合、誠に申し訳ございません、お客様の安全の為、アカウントの利用制限をさせていただきますので、予めご了承ください。
(Y と返信してからテキスト メッセージを終了し、テキストメッセージのアクティベーション リンクを再度開くか、リンクを Safari ブラウザにコピーして開いてください)
偽サイトでクレジットカード情報の入力を要求
検証用のiPhoneで詐欺メッセージに添付されたURLを確認したところ、「カードセキュリティアップグレードのお知らせ」と案内が表示された後、クレジットカード情報の入力ページに移動しました。
このページでクレジットカード情報を入力してしまうと、クレジットカードが不正利用される可能性があるため、誤ってアクセスしてしまった場合は何も入力せずにページを閉じてください。
カードセキュリティアップグレードのお知らせ
お客様のVISAカードに登録された携帯番号の本人確認が必要です。本日中に認証を完了してください。
本人確認: セキュリティのため、ご本人確認が必要です。確認手続き: 下記のボタンをクリックし、指示に従ってください。
[ 確認手続きを進める ]
ご不明な点がございましたら、VISAカスタマーサービスにご連絡ください。
Visaから個人情報を求める連絡がくることはない
Visaは決済ブランドであり、クレジットカードの発行会社ではないため、Visaから使用中のクレジットカードに関する重要な連絡がiMessage、SMS、メール等で届くことはありません。
また、Visa公式サイトでも「Visaは、個人情報を求めてカード名義人に電話することはなく、Eメールを送ることもありません。」と明記されています。
お客さまの情報を求める電話かEメールを受けても、情報を提供しないでください。Visaを名乗る詐欺の電話については、ここから当社に通報することができます。Visaは、個人情報を求めてカード名義人に電話することはなく、Eメールを送ることもありません。
引用:Visa公式サイト
偽サイトでクレジットカード情報を入力した時の対処
フィッシングサイトでクレジットカード情報を入力してしまった場合、クレジットカードの裏面に記載されているカード発行会社の窓口に至急連絡してください。
何らかの理由によりカード発行会社に連絡できない場合は、Visaグローバルカスタマーアシスタンスサービスでサポートを受けることも可能です(通話料金に注意)。
カード発行会社に連絡できない場合は、Visaグローバルカスタマーアシスタンスサービスが紛失盗難報告、緊急カード再発行手続きのサポートをいたします。
引用:Visa公式サイト
迷惑メッセージをAppleに報告して削除する
iMessageで受信した詐欺メッセージは、以下の手順でAppleに迷惑メッセージとして報告できます。報告したメッセージは自動削除されるため、このような詐欺メッセージは報告と削除をお勧めします。
- メッセージアプリで詐欺メッセージ(iMessage)を開く
- 「迷惑メッセージを報告」をタップ
- 「削除して迷惑メッセージを報告」をタップ
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