2021年4月27日にリリースされたiOS 14.5とwatchOS 7.4では、iPhoneとApple Watchの連携機能としてマスクを着けたままFace ID(顔認証)ロックの解除ができる機能が追加されましたが、使用するにはいくつかの条件を満たす必要がある他、一部設定を変更する必要があります。
目次
マスクを着けたままFace IDロックを解除できる条件
iOS 14.5及びwatchOS 7.4に追加された『マスクを着けたままFace ID(顔認証)ロックの解除ができる機能』は、以下の条件を全て満たす場合のみ使用することができます。
- Face IDに対応したiPhone X以降のモデル
- Apple Watch Series 3以降のモデル
- iOS 14.5以降のiPhone
- watchOS 7.4以降のApple Watch
ストレージ容量が4.8GBのApple Watch Series 3を使用している場合は、watchOS 7.4アップデートを適用するのに3GB以上の空き容量が必要となるため、使用状況によっては写真や音楽の削除、再ペアリングによる初期化で空き容量を確保する必要があります。
マスクを着けたままFace IDロックを解除する際に必要な設定等
端末やOSの必須条件を満たしている場合、Apple Watchがパスコードロックで保護されているか確認し、次の使用環境を満たしている場合のみマスクを着けたままFace ID(顔認証)ロックを解除できます。
- Apple Watchのパスコードロックがオンになっていること(Watchアプリ→パスコード)
- Apple Watchを装着していること
- Apple WatchとiPhoneが通信できる距離にあること
- iPhoneでApple Watchでロック解除をオンにしていること(手順は次に解説)
「Apple Watchでロック解除」をオンにする手順
iPhoneをiOS 14.5以降、Apple WatchをwatchOS 7.4以降にアップデート適用後、以下の手順で『マスクを着けたままFace ID(顔認証)ロックの解除ができる機能』を有効化できます。
- iPhoneの設定アプリを開く
- Face IDとパスコードをタップ
- iPhoneのパスコードを入力
- Apple Watchでロック解除の項目、Apple Watchのスイッチをオンにする
上記設定を有効後、初回のFace IDロックのみパスコード入力か顔認証よる解除が必要になりますが、2度目以降はマスクを着けたままFace IDロックを解除することができます。
※ Apple Watchを着脱すると再度パスコード、Face IDによる解除が初回のみ必要になります)
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