PC（iTunes）でiPhoneをiOS14.4にアップデートする際に、エラー「iPhoneをアップデートできませんでした。不明なエラーが発生しました(4000)」が発生し、アップデートできない問題が報告されています。
目次
不明なエラー4000、4001でアップデートできない問題
iOS14以降、iPhoneをiTunes（PC）でアップデートを実行するとエラー「iPhoneをアップデートできませんでした。不明なエラーが発生しました(4000)」や「iPhoneをアップデートできませんでした。不明なエラーが発生しました(4001)」などが発生し、最新アップデートを適用できない問題が報告されています。
2021年1月27日にリリースされたiOS14.4アップデートにおいても、Twitter等でiOSアップデート実行時に不明なエラーが発生したとの報告が増えており、執筆時点も問題が継続しているようです。
iOS 14.4 がリリースされましたね。けどiTunes経由でiPhoneをアップデートしようとすると「不明なエラー(4000)」で更新出来ません。ケーブルを変えてみてもだめでした。もう仕方ないのでiTunesでバックアップを取ってからiPhone本体だけで更新を済ませました。#不明なエラー4000
— happy_dude_jp (@happydudejp) January 27, 2021
パスコードのロック解除で概ね改善する傾向
エラー「iPhoneをアップデートできませんでした。不明なエラーが発生しました(4000)」が発生する場合、iPhoneの（設定→Face IDとパスコード→パスコードをオフにする）からパスコードを解除することでエラーの改善が報告されています。
ただし、パスコードロックを解除した場合はApple Pay（Wallet）の情報が初期化されてしまうため、再設定の時間を十分に確保できる時間帯にiOSアップデートを適用するようにしてください。
もしiPhoneのパスコードロック解除を避けたい場合は、iPhoneの設定→ソフトウェア・アップデート（OTA）を活用するか、以下の手順でIPSWを使った手動アップデートを実行する必要があります。
IPSWを使ったアップデートについて
IPSWのダウンロードサイト（ipsw.me）からiOS14.4をダウンロードし、iTunesもしくはFinder（Mac）で手動アップデートを実行することでエラーを回避できます。
IPSWを使った手動アップデートは、iTunes（Macの場合はFinder）でiPhoneのアップデート画面を開き、Shiftキー（Macの場合はOptionキー）を押しながらアップデートを確認ボタンをクリックし、ダウンロードしたIPSWを指定することでアップデートを適用できます。
備考
iTunesでiOS14.4のダウンロードが完了している場合、以下のディレクトリにIPSWが保存されています。この場合はISPWダウンロードサイトを利用せず、こちらのファイルを指定することでアップデート可能です。
- Windows：\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Apple Computer\iTunes\Software Updates\
- Mac：\Users\ユーザー名\Library\iTunes\iPhone Software Updates\
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