iOS向けアプリ「Facebook 42.0」がApp Storeにてリリースされています。
今回のアップデートでは、Facebookアプリがバックグラウンドで動作し続け、バッテリーを消費しつづける問題を引き起こしていた1つの問題が改善された模様です。
完全に改善された訳では無い
バージョン42.0で行われた改善については、アプリのリリースノートには書かれておらず、自身もFacebookで勤務しているAri Grant氏が、Facebook上でバッテリー消費の原因となっている2つの問題を明らかにしました。
1つ目の問題「CPUスピン」
アプリを使用していない状態でも、CPUが常に命令を受けようと動作し続ける問題が起きていたようです。
それが結果的にバッテリーの消費に繋がっていたとのこと。
CPUスピンを引き起こしている原因が2、3あるようで、その中の幾つかの改善が今回のアップデートに含まれているようです。
2つ目の問題「オーディオセッション」
アプリで動画の視聴を終了した後でも、無音のオーディオを再生し続ける問題が起きていたようです。
今回のバージョン42.0では、このオーディオセッションの問題は改善したようです。
こちらについては、Mac関連情報を発信している海外のブログMacStoriesの予想通りの結果となりました。
Facebookアプリで動画や音声の自動再生をオフにしているにも関わらず、同様の問題が起きることから、アプリ内で何らかの方法を使って無音の音を再生している可能性が高いと思われる。
引用(原文):MacStories
位置情報は関係無い
Ari Grant氏は、今回のバッテリーを消費しつづける問題に”位置情報”は関係していないので、位置情報に関する設定は変更しないでくださいと伝えています。
もし既に位置情報に関する設定を変更してしまったのであれば、元に戻して何ら問題は無さそうです。
改善の結果は?
実際に最新のバージョン42.0でバッテリーが消費され続ける問題が、どの程度改善されたのか試してみました。
- 計測時間は約20分
- Facebookのバックグラウンド更新はオフ。
- Facebook以外のアプリは全て完全終了。
- Facebookアプリはバックグラウンドに置き、ホーム画面で待機。
結果はバッテリーの消費割合が1%増え、バックグラウンド動作時間は3分増えていました。
バックグラウンド更新をオフにしているのであれば、本来はバックグラウンド更新時間が増えないので、恐らくCPUスピンによる影響だと思われます。
Ari Grant氏によると、今後もバッテリーパフォーマンスの向上に努めていくとのことなので、問題の解決もそう遠くは無いかもしれません。
Facebook
カテゴリ: ソーシャルネットワーキング
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参考:Facebook(Ari Grant氏) via 9To5Mac
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