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【メール】「ご利用のApple IDが、iPhone XR上でiCloudへのサインインに使用されました。」詐欺の詳細と対処

2023年3月頃から、Appleを騙る詐欺メール「ご利用のApple IDが、iPhone XR上でiCloudへのサインインに使用されました。」が出回っており、SNSなどで受信を報告する声が増えています。

詐欺「ご利用のApple IDが、iPhone XR上でiCloudへのサインインに使用されました。」が急増

2023年3月頃から、不特定多数のEメールアドレス宛に、Appleを騙る詐欺メール「ご利用のApple IDが、iPhone XR上でiCloudへのサインインに使用されました。」が送信されています。

ご利用のApple ID(メールアドレス)を使ってiPhone XRからiCloudにサインサインされています。

日時:2023年○○月○○日 ○○:○○:○○

上記が問題でない場合は、このメールを無視してください。

ご利用のApple IDを使って最近iPhone XRにサインインされておらず、他者が無断でアカウントにアクセスしている可能性が考えられる場合は、Apple ID(appleid.apple.com)でパスワードをリセットしてください。

今後ともよろしくお願い致します。

Appleサポート

Apple IDやクレジットカードの不正利用に注意

詐欺メール「ご利用のApple IDが、iPhone XR上でiCloudへのサインインに使用されました。」の本文には、フィッシング詐欺サイトへのURLリンクが添付されています。

URLリンク先でApple IDやパスワード、クレジットカード情報などを入力すると、第三者に不正利用される恐れがあるため、これらの個人情報を入力しないよう注意してください。

また最近では、2段階認証(2ファクタ認証)に対応したフィッシング詐欺サイトも確認されているため、Apple IDに2ファクタ認証を設定していたとしても、フィッシング詐欺には注意する必要があります。

Appleから届く本物のメールには「氏名」が記載されている

Appleから実際に「お客様のApple IDが○○から○○へのサインインに使用されました。」というメールが届くこともありますが、本物のメールには、本文の冒頭にApple IDに設定している氏名が表示されます。

一方、フィッシング詐欺メールでは、Apple IDに設定してある氏名を特定できないため、多くの場合は宛先の記載が省略されたり、「お客様各位」などに書き換えられている傾向があります。

Apple ID管理ページにアクセスしてパスワードを変更する

Appleを騙る差出人から「Apple IDのロック」や「Apple IDでサインインされています」などのメールを受信した場合は、メール本文に添付されているURLリンクは開かずに、Google検索などからApple IDの管理ページにアクセスし、Apple IDでサインインしてパスワードを変更するようにしてください。

受信したメールが詐欺メールと断定できるのであれば、パスワードを変更する必要はありませんが、先述したようにAppleから届いた本物のメールであった場合も考慮し、パスワードを変更しておくと安心です。

著者情報

Ryo
こんにちは、「SBAPP」を運営しているRyoです。

Apple製品はiPhone 3GSから使い始め、国内でスマートフォンが急速に普及し始めた時期、iPhone 5が展開された頃から、主にiPhoneやiOSなどの使い方や不具合情報を10年以上にわたり発信しています。

現在はiPhoneやiOSの情報だけでは無く、SNSプラットフォームでの障害や不具合、フィッシング詐欺メール・SMSに関する注意喚起など、広範なテーマにわたる記事を書いています。

過去には「電気の見える化」に関するウェブアプリケーション開発、大規模システムの保守業務に従事していたことがあり、それらの経験を活かしてSBAPPを含むブログメディア等を運営しています。記事が少しでもお役に立てたら幸いです。

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