先日Spigenの車載ホルダー「ステルス」をレビューしてからというもの、ステルスを使い続けていますが、相変わらず安定感が非常に素晴らしく、12月末に冬道の凍結した凸凹の轍でスリップして、単独で分離帯の雪山に乗り上げた際にも、ステルスだけは脱落することなくダッシュボードに鎮座するほどです。(フロントバンパーは壊れましたが..)
そんな高品質な車載ホルダーを取り扱っているSpigenですが、新作の車載ホルダー「AP12T」のサンプル品を提供して頂いたので、早速レビューとしてお届けします。ステルスは角度の自由度を切り捨てて安定感を重視した車載ホルダーですが、今回のAP12Tは打って変わり、角度の自由度が高い変形型の車載ホルダーになっています。
- アームタイプの車載ホルダー
- 球体ジョイントを採用しており角度の自由度が高い
- アームは伸縮自在で運転視野の邪魔にならない形状に変形出来る
- 片手でデバイスを装着できるワンタッチタイプ
- 最大5.8インチまでのスマートフォンに対応(iPhoneであれば無印・Plus共に対応)
- 角度は垂直と70〜80度程度の2段階調節
運転視野の邪魔にならない自分好みの形状に変形できる車載ホルダー「AP12T 」
AP12Tは球体ジョイント接続による組み立て式です。材質は一般的なプラスチック素材となっています。
組立方法は至って簡単で「ホルダーのナットを回して外す」→「アーム側の球体ジョイントにナットを引っ掛ける」→「ホルダーを球体ジョイントに押し付けて固定する」→「ナットを回して固定する」の4ステップです。
最後のナットを回して固定する工程では、強く締めすぎると角度の調整が出来なくなるので注意が必要です。
AP12Tは”角度の調整”や”長さの調整”を出来るようになっているので、運転視野の邪魔にならない形状に変形できます。次の写真の吸着面に近い部分のネジを回すことで、アームを無段階で寝かせたり起こすことが出来ます。
アームの中間にあるネジを回すことで、アームを自由に伸縮することができます。但しアームを伸ばすと振動による揺れが大きくなるので、揺れるデバイスが運転視野に入り込み気になる場合は、アームを短くして使用すると良いです。
AP12Tのホルダーとアームは球体ジョイントで接続されているので、ダッシュボードの中央から自由自在に運転席側・助手席側にデバイスを向けることが出来ます。
AP12Tの最大の特徴として”ワンタッチ着脱”が採用されています。ホルダーの下側にある2つのツメを押し込むことでデバイスが外れ、ホルダーのデバイスをグッと押し付けるとツメが閉じます。(ホルダー中央のボタンが押し込まれるとツメが閉じる仕組み)
愛車のダッシュボードが段差になっており、車載ホルダーを手前に設置できない場合でも、AP12Tであればアームが伸縮式となっているので、次の画像のように手前側に設置することもできます。
Amazonでは吸着が弱いとの評価が少々目立ちますが、私の環境の場合は吸着面をダッシュボードに強く押し付けて、吸着レバーを倒すことで、冬道の轍の上を走行してもAP12Tが脱落するようなことはありませんでした。もし走行中に脱落するような場合は、別途車載吸盤用シートを購入する必要があります。
アームタイプの車載ホルダーは運転視野の妨げになる物もありますが、AP12Tは寝かせたような設置が出来るので安心です。自分にぴったりな形状の車載ホルダーに変形出来るのが一番の魅力に感じました。
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