本日AppleがApple Watch向けに、watchOS 3.2.2アップデートの配信を開始しました。今回のアップデートは新機能の追加はされておらず、不具合や脆弱性の修正など、小規模なアップデート内容となっています。
watchOS 3.2.2のアップデート詳細と脆弱性について
watchOS 3.2.2のリリースノートは次の通りとなっています。メンテナンスバージョンの更新ということもあり、新機能追加等の記載はされていません。
このアップデートには問題の改善およびバグの修正が含まれます。
このアップデートのセキュリティContentについては、次のWebサイトをご覧ください。
https://support.apple.com/ja-JP/HT201222
またwatchOS 3.2.2では“アプリケーションが制限されたメモリを読み取る可能性”など、CVE番号基準で12件の脆弱性が修正されています。
種類 | カーネル |
---|---|
対象 | すべてのApple Watchモデル |
影響 | アプリケーションが制限されたメモリを読み取る可能性があります。 |
解説 | 入力のサニタイズ処理を改善し、検証の脆弱性に対処しました。 |
CVE-ID | CVE-2017-2507: Ian Beer of Google Project Zero、CVE-2017-6987: Patrick Wardle of Synack |
種類 | WebKit |
---|---|
対象 | すべてのApple Watchモデル |
影響 | 悪意を持って作成されたWebコンテンツを処理すると、任意のコードが実行される可能性があります。 |
解説 | メモリ処理を改善し、複数のメモリが破損する脆弱性に対処しました。 |
CVE-ID | CVE-2017-2521: lokihardt of Google Project Zero |
watchOS 3.2.2のアップデート方法
- Apple Watch管理用アプリWatchを起動する。
- マイウォッチから一般をタップ。
- ソフトウェア・アップデートをタップ。
- ダウンロードとインストールをタップ。
- iPhoneのパスコードを入力。
- 規約を読んで問題が無ければ同意するをタップ。
- watchOS 3.2のダウンロードが始まります。
- Apple WatchがWi-Fiに接続されたiPhoneの通信範囲内にある
- 充電器に接続されている
- 50%以上充電されている
なお、アップデートには以下の条件を満たしている必要があります。
バージョン | ビルドナンバー | リリース日 |
---|---|---|
watchOS 3.2 beta 7 | 14V5249a | 2017年3月21日(火) |
watchOS 3.2 | 正式版 | 2017年3月28日(火) |
watchOS 3.2.2 beta 1 | 14V5465b | 2017年3月29日(水) |
watchOS 3.2.2 beta 2 | 14V5475a | 2017年4月11日(火) |
watchOS 3.2.2 beta 3 | 14V5480a | 2017年4月18日(火) |
watchOS 3.2.2 beta 4 | 14V5485a | 2017年4月25日(火) |
watchOS 3.2.2 | 14V485 | 2017年5月16日(火) |
消費カロリーが出なくなった