iOS8.3からメッセージアプリで不明な差出人をフィルタリングする機能が実装されました。
今回はこの新機能の詳しい仕様を解説します。
迷惑メール対策として使えるか使えないかも気になりますよね。
リリースノート
アップデートのリリースノートには
連絡先に登録されている人以外から送信されたiMessageをフィルタできる機能を追加
と記載されています。
「迷惑メール対策に使えそう」と思われた方も多いのではないでしょうか?
フィルタリングの対象
この機能でフィルタリングが有効となるのは、以下の条件を満たしたメールのみです。
- iMessageもしくはiCloudメールで送られてきたメール
- 連絡先に登録していない
- iMeaggeを有効にしている(設定→メッセージ→iMessage)
SMS/MMS/iMessage/iCloudメールの違い
「SMS」「MMS」「iMessage」「iCloudメール」といったメールの種類を理解する事で、今回のフィルタリングがどういった場合に有効なのか理解出来ると思います。
SMS:携帯電話番号同士でのメール(ショートメール)
MMS:他社携帯電話(Androidなど)やPCメールを受信するメール
iMessage:Apple製品同士専用のチャットに近いメールサービス
iCloudメール:AppleのiCloudサービスで作成出来る無料のPCメール
迷惑メール対策には?
迷惑メールはPCメールもしくはキャリアメールから送られてくる為、MMSとして受信する事が大半です。
今回新しく使えるようになった「不明な差出人」はiMessage(Apple製品から送られてきたメール)が対象となっているので、この機能を迷惑メール対策として活用する事は難しそうです。
フィルタされているメールは、全てiPhoneから送られてきたiMessageとiCloudメールです。
「不明な差出人」をオンにする設定
今回解説した機能を使うには、以下の手順で設定を変更する必要があります。
「設定」→「メッセージ」をタップ。
「不明な差出人をフィルタ」をオンにする。
つぶやき
iMessage限定なので使うタイミングは正直多くは無いかもしれません。
SMSやMMSもフィルタリング対象となるのであれば、迷惑メール対策にも使えそうですよね。
今後のアップデート次第では化けそうな機能の1つです。
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