次期iPhone(iPhone 8/仮称)の噂の一つとして、新たに「ワイヤレス(非接触)充電機能」が搭載されると噂になっていますが、この件について新しい情報が出てきました。
Macお宝鑑定団Blogが、ワイヤレス・パワー・コンソーシアム※に詳しい情報筋と話として、ワイヤレス充電には、Qi(チー)のStandard Power Profile(7.5W)が採用される可能性があると報じています。
※ ワイヤレス・パワー・コンソーシアム(WPC)は、ワイヤレス技術を用いて、2次電池(蓄電池/充電池/バッテリー等)に充電をする技術の国際標準規格を策定する業界団体。Appleやエネループでお馴染みのPanasonicも所属しています。
同梱品USB電源アダプタと比べると充電速度は向上?
iPhone 8のワイヤレス充電として採用される可能性のあるQi(チー)は、Androidスマートフォン(GALAXYやNexusなど)の充電方法としても採用されており、ワイヤレス充電方法としては比較的メジャーな技術の一つです。
Qi(チー)はバージョンアップが現在も続いており、現行のバージョン1.2では、15Wの高速充電(Extended Power Profile)にも対応ています。
しかし、今回の情報によるとiPhone 8(仮称)には、高速充電に対応したExtended Power Profile(15W/1.7A)では無く、充電速度が若干劣るStandard Power Profile(7.5W/1.5A)を採用している可能性があるとのこと。
Qi Ver.1.2から最大15W充電に対応していますが、AppleはExtended Power Profile 15Wではなく、半分のStandard Power Profile 7.5W(7.5W/1.5A)をサポートしているようです。
引用:Macお宝鑑定団Blog
現行のiPhoneに同梱している充電器は「Apple 5W USB電源アダプタ(5W/1A)」なので、Qi Standard Power Profile(7.5W/1.5A)が採用されたとしても、結果的には充電速度が向上することになります。
ただし、同梱のUSB電源アダプタよりも高速に充電することができるApple 12W USB電源アダプタ(12W/2.1A)、サードパーティー製の急速充電アダプタを使用している場合、ワイヤレス充電に乗り換えると充電速度が低下してしまう可能性があります。
ワイヤレス充電器は別売、iOS 11.1で対応との見方も
iPhone 8に搭載されるワイヤレス充電は、別途充電アクセサリの購入が必要になるほか、iOS 11.1以降で対応が行われるとの見方もあるようです。
I’ve heard that inductive charging will (a) be sold separately, and (b) might be late, waiting for iOS 11.1 (a la Portrait mode last year). https://t.co/N65dHMNQIJ
— John Gruber (@gruber) 2017年7月8日
また一部では、既に「手に持ちながら充電が出来ないのは困る」や「Lightningポートが無くなるとアクセサリが使えない」といった不安の声も挙がっているようですが、iTunesを使った同期やバックアップにもLightningケーブルを使用しますし、あまり必要以上に心配する必要は無いと思います。
参考元のMacお宝鑑定団Blogでは、MFi認証や対応製品を発売する可能性のあるメーカーについても書かれているので、ぜひそちらも併せて確認してください。
※ 追記:Standard Power Profileの充電速度に関する考察内容に誤りがありましたので訂正致しました。
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