MacRumorsが香港の調査会社CLSAのアナリストである、セバスティアン・ホウ氏とブライアン・チェン氏が公開したノートによると、次期iPhone 8は背面にTouch IDが配置される可能性が高いとの見方を示しているようです。
当初はOLEDディスプレイへの埋め込みを検討していたものの、技術上の問題が?
調査会社CLSAのアナリストである、セバスティアン・ホウ氏とブライアン・チェン氏は、これまでの調査結果を元にiPhone 8とされる、予測図面を作成し公開しました。

図面によるとiPhone 8のサイズは縦144mm、幅71mm、厚み7.69mmになっており、iPhone 7の縦138.3mm、幅67.1mm、厚み7.1mmと比べると、やや全体的に大きくなっています。
また前面のベゼルは細くなり、前面のほとんどがディスプレイで覆われており、FaceTimeカメラや受話口はディスプレイに囲われています。Touch IDについては、背面の中央付近に埋め込められています。
※ 既に各所で指摘されていますが、受話口〜センサー周りのディスプレイがiOSのステータスバーと干渉するようにも思えますし、ディスプレイをセンサーや受話口の穴で邪魔するぐらいなら、ディスプレイを全面に引き伸ばすメリットが無いような気も?(正直難のある設計図に思える)
※ ホームボタンはディスプレイと一体化になる前提だと思います。
仮にも図面通りの位置にTouch IDが埋め込められたら
今回の予想図面では、Touch IDがAndroidのNexusやGalaxy S8のように、背面の中央に埋め込められていますが、これを実際に想定して試してみると不便でした。
デスクに置いたままの操作が出来なくなる
iPhoneに届いた通知の内容やメッセージ内容、カレンダーのスケジュールなどをサッと確認したい時、iPhoneを机上に置いたまま操作したい時ってありますよね。
現行のiPhoneであれば、Touch IDに登録してある指をホームボタンに乗せるだけでロックを解除出来るので、iPhoneを机上に置いたまま片手で操作することが出来ますが..
背面にTouch IDが移動してしまうと、必ずiPhoneを手に持ってロックを解除する必要があるので、これまで通り”机上に置いたままの操作”は難しくなります。
2台目としてNexusを使っていた頃にも痛感していましたが、これが本当に不便です。
Touch IDを使う時に持ち方を変える必要も
アプリのダウンロードやAmazonでの買い物時には、Touch IDによる指紋認証を要求されますが、指をホームボタンに乗せるだけなので、何ら困りはしません。
背面中央付近にTouch IDが移動してしまうと、手の大きさや持ち方によっては、Touch IDを使う度にiPhoneの持ち方を直す必要があります。
私の手は大きめな部類ですが、iPhone 7で試してみると人差し指をグイッと立てる必要があり、決して快適とはいえませんでした。
背面Touch IDの見た目に関しては、好みが分かれるため言及はしませんが、個人的には利便性だけを考えたとしても「やめて欲しい」の一言。
これからiPhone 8と称する様々な図面やCADデータのリークが流れるかと思いますが、果たしてiPhone 8がどういったデバイスになるのか、Appleから正式に発表されるのが楽しみですね。
参考:MacRumors
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