ここ最近、TwitterなどのSNSで「iPhoneの電源が突然落ちる」「バッテリー残量があるのに電源が落ちる」といった声が増加しています。
iPhoneの電源が突然落ちる場合、バッテリーやハード面での不具合(故障)も十分に考えられますが、もし屋外で使用している時に限り電源が突然落ちるようであれば、気温の低下が原因かもしれません。
29%で電源落ちるiPhoneくんに私は怒りを隠せない。
外めっちゃ寒いのに使ってたからかな?
持ち主に似るのか??そういうオプションあるんか??— kanzashi (@kanzashi114514) 2017年11月16日
俺のiPhoneポンコツすぎる
クソ寒いとこで使うと50%くらいからいきなり電源落ちる
そのあと何回再起動しても10秒くらいで落ちる(充電器さすと治る)— るね (@tulgi17taro) 2017年11月22日
今日朝から寒すぎる!雪降ってる!iPhoneも寒いって言ってる☃️(電源落ちる)
— しのみ (@shinomyu11) 2017年11月10日
これからの寒い時期は屋外での使用に注意が必要
iPhoneには正常に動作が出来る「許容可能温度」が存在します。
iPhoneの機種を問わず、0度〜35度の環境での使用が推奨されており、もし0度以下で使用した場合、バッテリーの消耗が早くなったり、今回の事例のように電源が突然落ちるといった問題が生じる場合があります。
iOS デバイスは環境温度 (周囲の温度) が 0° ~ 35℃ の場所でお使いください。低温下や高温下では温度調整のためにデバイスの動作が変化することがあります。動作温度を下回る極端な低温下で iOS デバイスを使うと、バッテリーの消耗が早くなったりデバイスの電源が切れたりすることがあります。
引用:Appleサポートページ
低温によってバッテリーの消耗が早くなった場合は、許容可能温度(0度〜35度以内の一般的な室温)の室内に戻すことで、通常の消耗に戻ります。
ただし、ストーブやドライヤーなどで急激に本体の温度を上昇させてしまうと、内部で結露が生じてしまう可能性もあるので、必要以上の加熱はせず、あくまで自然に本体温度を上げるようにしてください。
より温度の高い場所にデバイスを戻すと、バッテリーの駆動時間も通常の状態に戻ります。
引用:Appleサポートページ
iPhone Xは最新iOSアップデートの適用を忘れずに
先日配信されたiOS11.1.2では、iPhone Xの不具合として「急激な温度低下後に画面が反応しない問題」が修正されました。
詳しくは以下の記事を見ていただきたいのですが、本来のバッテリーパフォーマンスがiOS11.1.1以前では発揮されていなかった可能性もあるので、設定→一般→ソフトウェア・アップデートから、最新のiOSにアップデートしてください。
対策としては、iPhoneを鞄に入れて必要以上に取り出さないようにするなども挙げられますが、熱伝導性の悪い革製手帳型ケースなどを使用するのも手です。
ただ、室内使用だと逆に本体温度が上がる原因にもなるので、少し面倒ですが室内外でケースを使い分けるのが一番の理想かもしれません。
自分はずぼらなので、”防寒具の役割を果たすパーツ”をスムーズに脱着できるような、寒冷地向けのケースが欲しい..
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