iOS14アップデート以降、iPhoneを復元すると接触確認アプリ「COCOA」の通知機能が無効になる問題が報告されており、厚生労働省の公式TwitterアカウントがiOS14以降で復元をした際には機能を有効化するよう注意喚起しています。
目次
復元で接触確認アプリの主要機能が無効に
iOS14以降のiPhoneにおいて、機種変更等に伴いデバイスを復元すると接触確認アプリ「COCOA」の一部機能が無効になる問題が生じています。
不具合によりCOCOAの機能が正常に動作しなくなった場合、ログ記録機能と通知機能を再度有効化にする対処が必要です。
【iPhoneで接触確認アプリをご利用の方へ】
機種変更などでバックアップしたデータを、9月17日に配信されたiOS14.0またはiOS14.1を搭載した端末に復元した場合、このアプリの機能が無効になってしまうとの報告がApple社からありました。いずれかの方法を確認の上、機能を有効にしてください。(1/4) pic.twitter.com/It4iDiLgZK— 厚生労働省 (@MHLWitter) October 29, 2020
接触ログ記録機能や接触通知機能が無効になる
公式Twitterアカウントの注意喚起ツイートでは「アプリの機能が無効になる」と簡単にしか記載されていませんが、厚生労働省の接触確認アプリ利用者向けQ&Aを確認したところ、COCOAの主要機能でもある「接触ログ機能」や「接触通知機能」が無効化されてしまうようです。
接触確認アプリを使って記録した接触に関する情報は、プライバシー保護の観点からバックアップや違う端末への移行ができません。そのため、バックアップ前に記録した接触に関して、通知を受け取ることはできませんのでご了承ください。
なお、iOS14.0又はiOS14.1を搭載した端末にバックアップしたデータを移行した場合、接触確認アプリの接触を記録したり陽性者との接触を通知したりする機能が無効になってしまうことが確認されています。
ただし、復元した際に当必ず不具合が生じる訳では無く、復元後にiPhoneの設定→接触通知→接触のログ記録の状況が使用中となっていれば問題は無いようです。
※iPhone端末の[設定]→[接触通知]で[接触のログ記録の状況]が[使用中]となっていれば、接触確認アプリが正しく機能しています。
対処:ログ記録と通知を再度有効にする
iOS14以降のiPhoneで復元をした際に接触通知を受け取る為の対処法として、「COCOAのログ記録と通知を再度オンにする」「COCOAを再インストールする」「使用する国/地域を設定する」の方法があるようですが、当記事では最も手軽な「COCOAのログ記録と通知を再度オンにする」をお勧めします。
- 設定を開く
- 接触通知をタップ
- 接触通知をオフにするをタップ
- オフにしてデータを削除をタップ(この操作をすると今まで蓄積されたログ、記録が全て削除されます)
- 接触確認アプリ「COCOA」を起動
- 「〜ログ記録と通知を有効にする」で有効にするをタップ
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