Appleが開発者向けに最新ソフトウェアアップデートの各種ベータ版(iOS 14.5 beta 7やiPadOS 14.5 beta 7など)、Apple Beta Software Program参加者向けにiOS 14.5 beta 7とiPadOS 14.5 beta 7のパブリックベータ版をリリースしました。
- iOS 14.5 beta 7 (18E5198a)
- iPadOS 14.5 beta 7 (18E5198a)
- watchOS 7.4 beta 7 (18T5194a)
- tvOS 14.5 beta 7 (18L5203a)
目次
探すアプリがアップデート、「持ち物を探す」が追加
今回開発者向けにリリースされたiOS 14.5 beta 7では、新機能の追加や変更点は見つかっていませんが、iOS 14.3以降、iPadOS 14.3以降、macOS Big Sur 11.1以降の端末向けに「探すアプリ」のアップデートが自動適用されています。(App Storeでのアップデート操作は不要です)
最新アップデートが適用された「探すアプリ」には持ち物を探すタブが追加されており、Appleの製品認証「Works with AppleFindMy」を受けているサードパーティーアクセサリ( belkin SOUNDFORM™ Freedomなど)の位置情報が追跡できるようになりました。
iPhone 11のバッテリー診断精度が低下する問題の対処
前回のiOS 14.5 beta 6では、iPhone 11でバッテリー状態の診断精度が低下する問題が対処されており、デバイスで問題が生じている場合は設定→バッテリー→バッテリーの状態にバッテリーに関する重要なメッセージが表示され、自動的に再調整されるようになりました。
今春リリース予定の iOS 14.5 には、一部で確認されていたバッテリー状態の予測が精度を欠く症例に対処するアップデートが組み込まれています。これにより、iPhone 11、iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Max のバッテリーの状態報告システムが、バッテリーの最大容量やピークパフォーマンス性能を再調整するようになります。このバグには、バッテリーの消耗が想定外に速いという症状があり、ピークパフォーマンス性能が低下するという症例もわずかですが報告されています。これは、バッテリーの状態報告が精度を欠いているだけで、実際のバッテリーの状態に問題があるというわけではありません。
引用:Appleサポート
もし現在iPhone 11をお使いの場合でバッテリーの最大容量などが著しく低い値が表示されている場合は、iOS 14.5アップデートをリリースすることで改善する可能性がありそうです。
iOS 14.5 betaで確認されている機能と変更点
これまでのbetaアップデートで確認されている新機能、変更点のまとめです。beta時点の仕様となるため正式版や地域ごとによる違いもある可能性があるので、その点だけは留意してください。
- Apple Watchを装着することでマスク装着時でもFace IDロック解除できる機能が追加
- iPhone 12シリーズのデュアルSIM機能が5G通信をサポート
- PlayStation 5、XboxSeriesX/Sのコントローラーをサポート
- 緊急速報機能に消音オプションを追加
- ため息をする顔、目がぐるぐるになっている顔など、多数の絵文字が追加
- ショートカットアプリにスクリーンショット撮影に関連するアクションの追加
- ミュージックアプリにスワイプジェスチャ、歌詞共有機能の追加
- Siriにデフォルトの音楽ストリーミングサービスとして、Spotifyなどの他社音楽ストリーミングサービスを設定できる機能が追加
- iPhone 11向けにバッテリーの調整に関する機能、メッセージの追加
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