iOS11.2でApple製品同士の連携機能「Instant Hotspot」が機能強化され、通話中の電話をMacやiPadに転送、切り替えて通話をすることが出来るようになりました。
今回はさっそく、iPhoneで発着信した通話をMacやiPadに切り替えて、別のデバイスで通話を続ける方法について解説します。
通話中の電話を切り替えることができる条件
Instant Hotspot機能を使って、通話中の電話をMacやiPadに切り替えて通話をするには、Instant Hotspotに対応した、iOS 11.2以降、macOS High Sierra 10.13.2以降がインストールされた以下のデバイスが必要です。
iOS | Mac |
---|---|
iPhone 5 以降 | MacBook (Early 2015 以降) |
iPad Pro | MacBook Pro (2012 以降) |
iPad (第 4 世代) | MacBook Air (2012 以降) |
iPad Air 以降 | Mac mini (2012 以降) |
iPad mini 以降 | iMac (2012 以降) |
Mac Pro (Late 2013) |
なおInstant Hotspotを使って通話連携をする場合、それぞれのデバイスが同じネットワークにWi-Fiや有線LANで接続されている必要があり、FaceTimeに同一のApple IDでサインインしている必要があるので注意してください。
- iPhone:設定→FaceTimeからサインイン
- Mac:アプリケーション「FaceTime」からサインイン
iPhoneの通話をMacやiPadに切り替える手順
先ほど解説した条件を満たす場合、次の方法で通話中の電話を別のデバイス(iPadやMac)に切り替えることができます。
- 通話画面右上でオーディオボタンをタップ。
- 切り替えメニューが表示されるので、引き続き通話を続けたいデバイスをタップ。
- iPadに切り替えた場合は通話画面が起動し、引き続き通話を続けることができます。
- Macの場合は右上にFaceTimeの小窓、MacBookPro(タッチバー内蔵)であればタッチバーに情報が表示され、引き続き通話を続けることができます。
- 通話が繋がっているデバイスは、iPhoneの通話画面のオーディオボタンのアイコンのイラストで判断することができます。
- もし再びiPhoneに通話を切り替えたい場合は、iPhoneの通話画面に表示されているオーディオボタンをタップして、メニューからiPhoneを選択してください。
今までは発着信時に通話するデバイスを操作する必要がありましたが、今後は通話途中でもデバイスを切り替えられるので融通が効きそうです。
もし機会があれば是非試してみてください。
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