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【iPhone】特殊なURLを開くとフリーズするバグ「chaiOS」が見つかる

iPhoneのメッセージアプリやSafariなどで、特殊なURLを開くとiPhoneがフリーズするバグ「chaiOS」が見つかりました。

iPhoneがフリーズするバグ「chaiOS」

今回の特殊なURLを開くとiPhoneがフリーズするバグ「chaiOS」を見つけ、問題を再現することができるウェブページをGitHub上で公開したのは、jailbreak関連のツイートを多くしている@cheesecakeufo氏

詳しい技術的な情報は明かされていませんが、Unicodeの特殊文字を使ったバグのようで、今回公開されたウェブページをiPhoneで開いてしまうとフリーズする場合があります。

またメッセージアプリでリンク(問題のURL)を受信してしまうと、メッセージアプリを起動した直後にiPhoneがフリーズしてしまい、問題のURLを送信してきた相手とのメッセージを一切開くことができなくなります。

もし問題のウェブページを開いてしまいiPhoneがフリーズした場合は、強制再起動(リセット)することで一旦はフリーズ状態は解消することができます。

  • iPhone X、iPhone 8 / Plus:音量(大)ボタン音量(小)ボタンの順に押し、Appleロゴが表示されるまでサイドボタンを長押し。
  • iPhone 7 / Plus:サイドボタン音量(小)を同時にAppleロゴが表示されるまで(10秒以上)長押し。
  • iPhone 6s以前、iPad、iPod touch:ホームボタン電源ボタン(もしくはサイドボタン)を同時にAppleロゴが表示されるまで(10秒以上)長押し。

問題のウェブページを開いてしまった時の対処法

問題のウェブページを開いた場合、先ほどの強制再起動で取り敢えずはフリーズ状態は抜け出せますが、またSafariやメッセージを起動してしまうと、再びフリーズしてしまいます。

もしメッセージアプリで問題のURLを受信し、問題の受信メッセージをタップやスワイプした時点でフリーズする場合は、メッセージを左スワイプして削除をタップ。

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メッセージアプリを起動するだけでフリーズする場合は、Siriに「iMessageで”送信者の名前”にテストと送信」等、Siri経由で何らかのメッセージを送り、メッセージアプリを起動して問題のメッセージを削除。

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Safariで問題のURLを開いてしまい、Safariが使えなくなってしまった場合は、設定一般機能制限を有効にして、Webサイトの項目からアダルトコンテンツを制限を選択。

常に禁止のWebサイトを追加からgithub.ioを追加し、Safariで問題のページを閉じた後に機能制限を解除してください。

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@cheesecakeufo氏は、今回のウェブページをイタズラ目的で使用しないようにと警告していますが、今後短縮URLなどを用いて悪質な迷惑行為が蔓延する可能性も考えられます。

もし信用できない相手から送られてきた短縮URLにアクセスする場合は、アクセス前に「WHERE DOES THIS LINK GO?」などを使って、元のURLを確認した上でアクセスするようにしてください。

※ 2018/01/24にiOS11.2.5がリリースされました。既存の一部不具合等が修正されているので、詳しくはコチラをチェックしてください。

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著者情報

Ryo
こんにちは、「SBAPP」を運営しているRyoです。

Apple製品はiPhone 3GSから使い始め、国内でスマートフォンが急速に普及し始めた時期、iPhone 5が展開された頃から、主にiPhoneやiOSなどの使い方や不具合情報を10年以上にわたり発信しています。

現在はiPhoneやiOSの情報だけでは無く、SNSプラットフォームでの障害や不具合、フィッシング詐欺メール・SMSに関する注意喚起など、広範なテーマにわたる記事を書いています。

過去には「電気の見える化」に関するウェブアプリケーション開発、大規模システムの保守業務に従事していたことがあり、それらの経験を活かしてSBAPPを含むブログメディア等を運営しています。記事が少しでもお役に立てたら幸いです。

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