iPhoneのメッセージアプリやSafariなどで、特殊なURLを開くとiPhoneがフリーズするバグ「chaiOS」が見つかりました。
iPhoneがフリーズするバグ「chaiOS」
今回の特殊なURLを開くとiPhoneがフリーズするバグ「chaiOS」を見つけ、問題を再現することができるウェブページをGitHub上で公開したのは、jailbreak関連のツイートを多くしている@cheesecakeufo氏。
👋 Effective Power is back, baby!
chaiOS bug:
Text the link below, it will freeze the recipient's device, and possibly restart it. https://t.co/Ln93XN51Kq⚠️ Do not use it for bad stuff.
—-
thanks to @aaronp613 @garnerlogan65 @lepidusdev @brensalsa for testing!— Abraham Masri (@cheesecakeufo) 2018年1月16日
詳しい技術的な情報は明かされていませんが、Unicodeの特殊文字を使ったバグのようで、今回公開されたウェブページをiPhoneで開いてしまうとフリーズする場合があります。
またメッセージアプリでリンク(問題のURL)を受信してしまうと、メッセージアプリを起動した直後にiPhoneがフリーズしてしまい、問題のURLを送信してきた相手とのメッセージを一切開くことができなくなります。
もし問題のウェブページを開いてしまいiPhoneがフリーズした場合は、強制再起動(リセット)することで一旦はフリーズ状態は解消することができます。
- iPhone X、iPhone 8 / Plus:音量(大)ボタン→音量(小)ボタンの順に押し、Appleロゴが表示されるまでサイドボタンを長押し。
- iPhone 7 / Plus:サイドボタンと音量(小)を同時にAppleロゴが表示されるまで(10秒以上)長押し。
- iPhone 6s以前、iPad、iPod touch:ホームボタンと電源ボタン(もしくはサイドボタン)を同時にAppleロゴが表示されるまで(10秒以上)長押し。
問題のウェブページを開いてしまった時の対処法
問題のウェブページを開いた場合、先ほどの強制再起動で取り敢えずはフリーズ状態は抜け出せますが、またSafariやメッセージを起動してしまうと、再びフリーズしてしまいます。
もしメッセージアプリで問題のURLを受信し、問題の受信メッセージをタップやスワイプした時点でフリーズする場合は、メッセージを左スワイプして削除をタップ。
メッセージアプリを起動するだけでフリーズする場合は、Siriに「iMessageで”送信者の名前”にテストと送信」等、Siri経由で何らかのメッセージを送り、メッセージアプリを起動して問題のメッセージを削除。
Safariで問題のURLを開いてしまい、Safariが使えなくなってしまった場合は、設定→一般→機能制限を有効にして、Webサイトの項目からアダルトコンテンツを制限を選択。
常に禁止のWebサイトを追加からgithub.ioを追加し、Safariで問題のページを閉じた後に機能制限を解除してください。
@cheesecakeufo氏は、今回のウェブページをイタズラ目的で使用しないようにと警告していますが、今後短縮URLなどを用いて悪質な迷惑行為が蔓延する可能性も考えられます。
もし信用できない相手から送られてきた短縮URLにアクセスする場合は、アクセス前に「WHERE DOES THIS LINK GO?」などを使って、元のURLを確認した上でアクセスするようにしてください。
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