今回はiPhone5やiPhone5cなど、32bitデバイスをiOS10.3にアップデートする方法について解説します。
これまでは設定→一般→ソフトウェアアップデートから、OTA (Over The Air)機能を使ってWi-Fi通信だけでアップデートすることが出来ましたが、今回のiOS10.3はiTunesからのみアップデートが可能になっています。
iPhone5やiPhone5cをiOS10.3にアップデートする手順
- 設定→一般→ソフトウェアアップデートをタップしても、「iOS 10.2.1 お使いのソフトウェアは最新です」としか表示されず、アップデートをすることはできません。
- そこでiPhone5あるいはiPhone5cをiTunesに接続すると、バージョン表示部分に「iPhoneソフトウェアの新しいバージョン(バージョン10.3)があります」と表示されるので、アップデートをクリック。
- 確認ボックスのアップデートをクリック。
- リリースノートが表示されるので次へをクリック。
- 規約が表示されるので問題が無ければ同意しますをクリック。
- 「このiOSアップデートを続けるには、”iPhone”のパスコードを入力してください」と表示される場合は次へをクリック。
- iPhoneでパスコードを入力すると、iOS10.3のダウンロードとインストールが進みます。
iOS 10.3.2 betaではiPhone5やiPhone5c向けのファイルが削除
開発者向けにリリースされているiOS 10.3.2 betaでは、32bitデバイス向けの復元イメージ(ipsw/アップデートに必要となるファームウェアファイル)が含まれておらず、iPhone5やiPhone5cがサポート対象外となっているようです。※1
サポート対象外となった理由は、32bitデバイスのサポートが単に打ち切られたのか、32bitデバイスはマイナーアップデートを適用する必要が無い(不具合が生じていない)のかは明らかになっていません。
Appleのセキュリティアップデートページ※2には、iOS10.3のサポート対象デバイスとして「iPhone 5 and later(iPhone 5以降)」と記載されているので、マイナーアップデートでサポートが突然打ち切られるとは考え辛い気もしますが、仮にもiOS10.3でサポートが打ち切られた時のことを考えるのであれば、動作が安定しているとされるiOS 10.2.1のまま利用するのも良いかもしれません。
私のiPhone5、Wi-FiでiOS10.3.1に出来ましたが?
iOS”10.3″はOTAできません。iOS”10.3.1″はOTA可能です。
iOS10.3.1がOTAできる件については、次の記事に記載しています。
サイト内リンク:【速報】iOS10.3.1がリリース!アップデート詳細とアップデート方法
iphone5をMacbookProを使ってiOS10にアップデートしようとしたのですができませんでした。もうアップデートが終了しいるのですか?
iPhone 5はiOS 10まで対応していますが、iPhoneの設定→一般→ソフトウェア・アップデートで適用できませんか?