本日Appleが開発者向けにiOS 10.3 beta 3(14E5249d)をリリースしました。iOS10.3では32bitアプリの警告強化などが行われる見込みですが、今回のアップデートでは、新たに32bit動作のアプリをリストで確認できる画面が追加されています。
iOS 10.3 beta 3の変更点について
iOSの「設定」→「一般」→「情報」→「App」の項目をタップすることが出来るようになっており、新たに「App Compatibility(アプリケーションの互換性)」といったセクションが追加されています。
App Compatibilityでは、32bitで動作しているアプリをリストで確認することができ、アプリの項目をタップするとApp Storeが開き、最後にアップデートされた日時を確認することができます。
なおiOS 10.3では、32bit動作のアプリを起動すると、「将来のiOSのバージョンでは動かない可能性」と警告が表示されるようになっています。
iOS 10.3では32bitアプリからの乗り換えを強く推しているので、iOS 11以降且つ64bit機種では、32bit動作アプリのサポートを完全に打ち切る可能性も十分に考えられます。
もし現時点で「iPhoneの動作が遅くなる場合があります」といった警告が表示されるアプリをお使いなのであれば、今のうちに乗り換え先のアプリを探しておくと良さそうです。
バージョン | ビルドナンバー | リリース日 |
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iOS 10.2.1 正式版 | – | 2017年1月24日(火) |
iOS 10.3 beta 1 | 14E5230e | 2017年1月25日(水) |
iOS 10.3 public beta 1 | 2017年1月27日(金) | |
iOS 10.3 beta 2 | 14E5239e | 2017年2月7日(火) |
iOS 10.3 public beta 2 | 2017年2月8日(水) | |
iOS 10.3 beta 3 | 14E5249d | 2017年2月21日(火) |
iOS 10.3 public beta 3 | 近日中に配信される見込み |
Source:MacRumors
日本語版の画像貼っておきます。

画像提供ありがとうございます
日本版では「Appの互換性」となっているのですね。参考になりました。