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【iOS12.1.1】Safariで履歴を消去できない問題など、20件のセキュリティ問題が修正

先日iOS端末向けにリリースされたiOS12.1.1に含まれる、脆弱性などに対処したセキュリティアップデートの詳細が公開され、CVE-ID基準で20件の問題が修正されていることが明らかになりました。

Safariの履歴が削除できない問題などが対処

iOS12.1.1のセキュリティアップデートでは、信頼されていないプロファイルが信頼済みと表示される問題のほか、Safariで履歴をWebサイトデータを消去が正常に完了しない問題などが対処されています。

Safari
Available for: iPhone 5s and later, iPad Air and later, and iPod touch 6th generation
Impact: A user may be unable to fully delete browsing history
Description: “Clear History and Website Data” did not clear the history. The issue was addressed with improved data deletion.
CVE-2018-4445: William Breuer

–以下意訳–
Safari
対象となるデバイス:iPhone 5以降、iPad Air以降、iPod touch 6世代
影響:ユーザーがブラウズ履歴を完全に削除できないことがある。
説明:「履歴とウェブサイトデータを消去」は履歴を消去しませんでした。この問題は、データ消去の処理を改善することで解決されました。
CVE-2018-4445:William Breuer

FaceTime
Available for: iPhone 5s and later, iPad Air and later, and iPod touch 6th generation
Impact: A local attacker may be able to view contacts from the lock screen
Description: A lock screen issue allowed access to contacts on a locked device. This issue was addressed with improved state management.
CVE-2018-4430: videosdebarraquito

–以下意訳–
FaceTime
対象となるデバイス:iPhone 5以降、iPad Air以降、iPod touch 6世代
影響:ローカルユーザーに、ロック画面から連絡先を特定される可能性がある。
説明:ロック画面の問題により、ロックされたデバイスの連絡先にアクセスできる脆弱性がありました。この問題は、ステート管理を改善することで解決されました。
CVE-2018-4430:videosdebarraquito

他にもSafariのURL(アドレスバー)が悪意あるユーザーによって偽装される問題、アプリケーションが任意のコードを実行できる問題の改善が含まれています。

もしiOS12以前をお使いの場合で、Safariで履歴を消去できずに困っているのであれば、iOS12.1.1にアップデートすることで解消するかもしれません。

著者情報

Ryo
こんにちは、「SBAPP」を運営しているRyoです。

Apple製品はiPhone 3GSから使い始め、国内でスマートフォンが急速に普及し始めた時期、iPhone 5が展開された頃から、主にiPhoneやiOSなどの使い方や不具合情報を10年以上にわたり発信しています。

現在はiPhoneやiOSの情報だけでは無く、SNSプラットフォームでの障害や不具合、フィッシング詐欺メール・SMSに関する注意喚起など、広範なテーマにわたる記事を書いています。

過去には「電気の見える化」に関するウェブアプリケーション開発、大規模システムの保守業務に従事していたことがあり、それらの経験を活かしてSBAPPを含むブログメディア等を運営しています。記事が少しでもお役に立てたら幸いです。

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