今回はiOS12の「ショートカット」とサービス同士の連携ができる「IFTTT」を連携させ、ショートカットアプリでIFTTTのアプレットを起動する方法について解説します。
ショートカットとIFTTTを連携させることで、“HomeKitに対応していないIFTTT対応のIoTデバイス(Nature Remoなど)”も「Hey Siri〜」で起動することが出来ます。
目次
ショートカットとIFTTTの連携に必須の「Webhooks」とは
ショートカットとIFTTTを連携するには、IFTTT側で「Webhooks(ウェブフック)」と呼ばれるトリガーを使用する必要があります。
Webhooks(ウェブフック)を使用すると、アプレットのトリガーに“指定のURLがリクエストされたらアクションを実行する”を設定できるようになるので、あとはショートカットでWebhooks(ウェブフック)のURLをリクエストするだけでアプレットを起動できます。
少し複雑で難しく感じる方もいるかもしれませんが、これから解説手順通りに進めるだけで簡単にショートカットとIFTTTを連携することができます。
※ 本記事ではIFTTTのアカウントをお持ちで、IFTTTの基礎を理解されている方を対象としています。もし「IFTTTって何?詳しく知らない」といった方は、まず「IFTTTの基礎解説シリーズ」を読むことをおすすめします。
IFTTTでWebhooksの利用を開始する
IFTTTでWebhooksを利用するには、まずWebhooksとの連携が必要です。連携方法はとても簡単で”maker_webhooks(外部リンク)“を開き、Connectをタップするだけで連携が完了します。
Webhooksの専用URLを取得する
“maker_webhooks(外部リンク)“で歯車の設定ボタンをタップし、“Account Info”のURLをコピーしてください。(スマホの場合は横画面にしないと全ての文字が表示されない場合があります)
コピーしたURLを開き、”Make a POST or GET web request to”の下にある“https://maker.ifttt.com/trigger/{Event}/with/key/~”をコピーして、メモアプリなどに保存してください。
これでWebhooksの下準備は完了です。次にIFTTTでWebhooksをトリガーに設定したアプレットを作ります。
Webhooksを使ったIFTTTアプレットを作成する
IFTTTでアプレットを新規作成し、トリガー(this)にWebhooksを設定する。
Receive a web requestをタップし、Event Nameに任意のユニークな名前(例:livingroom_light_on)を入力しCreate triggerをタップ。
※ 後々”Event Name”で設定した値を使用するのでメモなどに控えてください。
次に任意のアクションを設定します。今回は例としてスマートリモコン”Nature Remo”の照明オンボタンをアクションとして設定します。
これでIFTTTアプレットの作成が完了です。あとはショートカットで作成したアプレットを起動するだけです。
ショートカットでIFTTTのアプレットを起動する
ショートカットアプリで新規ショートカットを作成し、以下の画像(左)のようにURLとURLの内容を取得を配置してください。
URLには「Webhooksの専用URLを取得する」でコピーした、“https://maker.ifttt.com/trigger/{Event}/with/key/~”をペーストし、“{Event}”を「Webhooksを使ったIFTTTアプレットを作成する」でコピーしたEvent Nameに書き換えてください。
URLの内容を取得は初期設定の”GET”のままで大丈夫です。
Siriでショートカットを経由してIFTTTアプレットを起動する
これまでの手順でレシピを作成をしたら、ショートカットの設定から任意の名前とアイコンを設定しSiriに追加から好きなフレーズを設定してください。
あとはSiriを”Hey Siri”やサイドボタンで起動し、設定したフレーズで声を掛けるだけでIFTTTのアクションが実行できます。本記事の例だとHomeKitに対応していないNature RemoをSiriで操作することができます。
ショートカット
カテゴリ: 仕事効率化
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参考:How to Trigger IFTTT Applets with iOS 12’s New Shortcuts App and Siri
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