iOS7.0.3で新しくiCloudキーチェーンという機能が追加されました。
iCloudキーチェーンでは以下のような事が可能です。
今回はiCloudキーチェーンの基本的な解説と使い方、ちょっとした注意も。
iCloudキーチェーンとは?
Twitter、Facebook、Amazon..様々なサービスを利用するにはIDとパスワードの入力が必要不可欠です。
ただ様々なサービスを使っているとIDやパスワードが混ざってしまい、結果わからなくなってしまう。
なんてこともありますよね。
iCloudキーチェーンは1度入力したIDやパスワードを記憶し、2回目からは自動で入力する事ができる機能です。
また、自動入力以外にも強固なパスワードを作ってくれるパスワードジェネレーター機能があります。
iPhoneで入力した情報はiPadやMACといった別の端末でも同じiCloudに接続をすれば、入力情報を共有する事が可能です。
iCloudキーチェーンを設定する
設定 → iCloud → キーチェーン → iCloudキーチェーンをオンにする。
※iOS7.0.3インストール時にキーチェーンをONにした方は不要です。
iCloud(AppleID)のパスワードを入力
※この手順終了時にiCloudのセキュリティコードを作成していない場合は、作成ステップに入ります。
画面の指示通り進めるだけで大丈夫です。
複数台で共有する
以下の手順はiPhone、iPad、MAC等Apple製品同士でiCloudキーチェーンを2台目以降の端末で設定する場合に必要な手順です。
セキュリティコードで承認をタップ
設定してあるセキュリティコードを入力
※私はiOS7.0.3インストール時にiCloudのセキュリティコードを設定していました。
メールで承認コードが送られてくるので、書かれているコードを入力しましょう。
※iPod touch等をしようしており、SMSが使えない方は身近な方の携帯を借りる必要があります。
実はSafariの設定も必要
設定 → Safari → パスワードと自動入力の順に進み、
IDやパスワードを自動入力したい場合は、ユーザー名とパスワードをオン。
クレジットカード情報も自動入力したい場合は、クレジットカードをオンにする必要があります。
iCloudキーチェーンで情報を入力
一度ログインしたサービスで再度ログインを試みると、キーボード上部に「パスワードを自動入力」の文字が表示されます。
タップすることで、保存されているログイン情報を自動で入力する事が可能です。
パスコードを作る
会員登録やパスワード変更等の画面で入力ボックスをタップしてキーボードを表示させると、「パスワード候補を表示」という文字が表示されているので、タップ!
すると画像のようなダイアログが表示されるので、「パスワード候補を表示」をタップ
すると推奨パスワードが表示されるので、「推奨されたパスワードを使用」をタップ
ランダムな英数字大文字小文字記号のパスワードが完成します。
セキュリティ
気になるのがセキュリティ問題。
iCloudキーチェーン自体はAppleによると、
「米国政府が策定した堅牢な暗号化規格である256ビットAES技術で暗号化している」
とのこと。
但し気をつけて欲しいのが、万が一iPhoneを落としてしまった場合。
パスコードロックをしていながらも第三者にロックを解除されてしまい、Safariで適当なWEBサイトのログイン画面を開くと、iCloudキーチェーンがオンの場合だと自動でログイン情報を入力する事が可能です。
この点を考えると、ちょっと怖いような気もしますよね。
クレジットカードについてはセキュリティコードは記憶しないとのことですが、オフにしておいた方が良いような気がします。
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