iPhone 7からイヤホンジャックが無くなり、当時はその変化を受け入れることが出来なかったものの、今ではすっかりワイヤレスイヤホンを使用している方も多いのではないでしょうか?
以前までのワイヤレスイヤホンは、音質や遅延、バッテリーなどの面から優先イヤホンに見劣りする物が多かったですが、今では有線イヤホンと比べても見劣りしない高性能なワイヤレスイヤホンが登場しています。
今回はそんな有線イヤホンに見劣りしないワイヤレスイヤホン「MA750 Wireless」のサンプルを提供して頂き、実際に1ヶ月ほど使用してみたので音質〜使用感についてレビューします。
MA750 Wirelessのスペック
- ドライバー
- ハンドメイダイナミックドライバー(560.1)
- ハウジング
- 303Fステンレススチール
- 周波数
- 16Hz~22000Hz
- バッテリー
- 約12時間
- コーデック
- AAC、 aptX、 SBC
- ペアリング
- Bluetooth、 NFC、マルチペアリング対応
- 防水性能
- IPX4
- リモコン
- マイク付ユニバーサル3ボタンリモートコントロール
- 重量
- 41g
- 付属品・保証
- USBA-USBCケーブル、イヤーチップ(コンプライTsx200含む8セット)、キャリーケース、3年保証
ワイヤレスイヤホンでは、音質の他にもバッテリーの駆動時間が重要になりますが、MA750 Wirelessは最長12時間の音楽再生が出来るので、外出先でバッテリー残量が無くなることは稀です。
また仕様では重量が41gとなっていますが、これはネックバンド込みの重量となっており、実際に耳に負担が掛かる重量は左右約7g程度です。
MA750 Wirelessフォトレビュー
MA750 Wirelessは、ステンレススチールハウジングを採用したネックバンド型のワイヤレスイヤホンです。
ハウジングやネックバンドの金属パーツがキラリと輝き、全体的に高級感が溢れる洗練されたデザインになっています。
ハイグレードな303Fステンレススチール製のハウジングには、スムーズな音の伝達と遮音性に優れた”エアロフォニックデザイン”を採用し、ドライバには同社の人気イヤホン「MA750」でも採用されているハンドメイドのドライバー「560.1」を搭載。
これらの組み合わせでパワフルなサウンドながらも、透明感のある明瞭なサウンドを再現しています。
また耳元のケーブルは、イヤホンを耳の後から回すように装着する「シュア掛け」に最適化されたオーバーイヤーフック型で装着感が良く、且つケーブルが擦れる音(タッチノイズ)が少ないのも魅力の一つ。
ネックバンドには電源ボタンとUSBケーブルの向きを問わない“USB-Cの充電ポート”が搭載。USB-Cの充電ポートに蓋はありませんが、IPX4相当の防滴防汗仕様になっているので、屋外でも安心して使用することができます。
ネックバンドの両端にはバッテリーが内蔵されており、最長12時間の音楽再生をすることができます。また電話着信時にネックバンドがブルブルと震えるバイブレーション機能も備わっています。
音量の調整、トラックコントロール、Siri(ボイスアシスタントの起動)、音声通話が出来るリモコンを搭載。
マイクの音質も特に問題は無く、イヤホンを装着した状態で快適に通話をすることができました。
付属品として通常イヤーピース、キノコ型イヤーピース、ウレタン製イヤーピースが同梱しています。
各種各サイズ用意されているので、自分の耳にフィットするイヤーピースに自由に交換することができます。
また収納ポーチも同梱しているので、鞄にイヤホンをいれて携帯する時に使用すると、他の荷物とケーブルが絡むことが無いので便利です。
ネックバンドは柔軟性のあるシリコン素材になっているので、長時間装着しても首周りが擦れて痛くなることもありませんし、ネックバンドの両端が程よく重さがあり、首に沿うようにピッタリとフィットするので、首周りの装着感も心地が良いです。
左右のイヤホンがハウジングに内蔵された磁石によって互いにくっつくので、耳から一時的に外す時もイヤホンが一つにまとまり、胸元もスッキリとして見栄えが良いです。
1ヶ月使用しての音質と使用感について
MA750 Wirelessのサンプルを提供していただき約1ヶ月ほど毎日使用していますが、「ワイヤレスイヤホンもここまで進化したんだ」と実感させられます。
迫力のあるサウンドながらもキツすぎない絶妙なバランスの低域、低域〜高域の音の秀逸なまとまり具合、バイオリンなどの弦楽器の音の「出」と「入」がクッキリとするほどの明瞭感と解像度の高さ、目を瞑ると音に囲まれているかのような豊かな音場、どれをとっても良い仕上がりです
装着感も良く、耳周りのオーバーイヤーフックも硬質なプラスチックでは無く、程よく柔軟性のあるフレキシブルな材質なので、耳周りが擦れて痛むこともありません。またネックバンドも首周りに優しくフィットするので「重たい」と感じることもありませんでした。
唯一気になったのは、ボリュームボタンの1クリックで音量が”2″増減するので、細かな音量調整が出来ないのは少し残念でした。その点だけを除けば、取り回しが楽なUSB-C充電、ワイヤレスとは思えないほどの音質の良さ、体に馴染む装着感の良さなど、非常に洗練されたワイヤレスイヤホンだと思います。
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