今回はsoundPEATS様より、「カナル型ステレオイヤホン M20」をレビュー用として提供して頂いたのでご紹介します。
M20は低音域がやや弱く、中音域〜高音域が強いバランスになっているので、特に女性ボーカルの歌声が映えるバラード系音楽に最適なイヤホンです。
ハウジングもアルミの削り出しで、硬質クロムメッキ加工がされており、マットで高級感あるデザインに仕上がっています。
M20をレビュー
スペック、梱包内容、外観、音質云々..の順にレビューしていきます。
音質や装着感の感想だけ気になる方はザザッとスクロールしちゃってください。
スペック
- 再生周波数帯域:20-20KHz
- 感度:98dB
- インピーダンス: 16Ω±20% at 1KHz
- 定電流:3mW
- 最大入力:5mW
- 重さ:13.5±2g
- 入力プラグ:3.5mm
- コントローラー部にマイク内蔵
ドライバー口径は記載が無い為不明。
担当の方に聞いてみるので、分かり次第追記します。
梱包内容
- M20イヤホン本体
- イヤーピースS/M(標準装着)/L
同社製品(M10など)と比べると梱包物がやや少なめ。
外観
ハウジング部はアルミの削り出しで、硬質クロムメッキ加工されており、音符のロゴが印字されています。
付属イヤーピースは赤と黒のツートンカラー。
音筒のフィルタは非金属の目がかなり細かいメッシュ。
プラグは銀メッキになっています。
左耳側のケーブルに音声通話用のマイクと受話ボタンが備わっています。
イヤホンのケーブルはフラットケーブルが採用されており、絡みづらいタイプになっています。
左右のイヤホンの分岐部分に調整部品が無いのが少し残念。
M20で音楽を聴いてみて感じたこと
音質
音質は低音域が若干弱く、中音域〜高音域が強めのバランスになっています。
高音が強めといっても決してシャリシャリしている訳では無く伸びも良いので、女性ボーカルの声が映える音楽、例えばアンジェラ・アキさんの「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」みたいなバラードタイプとの相性は抜群です。
ボーカルの歌声が低音域に潰されることが無くかなり鮮明に聴き取れるので、「純粋に歌声を楽しみたい」そんな方におすすめできる音質です。
普段からしっとりとしたバラードを中心に聴いている方であれば、低価格イヤホン(2,000円弱)としては、満足できるであろう音質だと思います。
反面、低音域が楽しめるEDMやラウドロック系音楽を中心に視聴する方にはおすすめできません。
装着感
ハウジング部が小さいために、かなり耳の奥まで押し込めます。
圧迫感もあまり無いので、耳の中が痛くなることもありませんでした。
ただしM10はフラットケーブルが採用されており、タッチノイズが少々目立つので装着する際はシュア掛けをした方が良いです。
左絵の装着方法。
総評
女性バラードを頻繁に視聴する方にはおすすめできるイヤホンです。
低音域は少々弱いものの、そのお陰もあってバックの演奏音にボーカルの歌声が潰されないので純粋に「歌声」を楽しむことができるイヤホンです。
価格も2,000円弱とかなりリーズナブルなので、イヤホンに高いお金を出すことに抵抗がある方でも取っ付き易いと思います。
ただし低音域が強い方が楽しめるEDMなどを中心に聴いているのであれば、M20よりも同社が販売しているM10か、もう1ランク上のELECOMのEHP-CH3000BKも良いかもしれません。
つぶやき
ちょっと昔はこの価格帯だと「聴ければ良い」程度の音だったのですが、最近は2,000円〜3,000円のイヤホンでも、しっかり選べば十分常用できるレベルの音質のイヤホンが増えてきました。
音楽ストリーミングサービスの普及で音楽を聴く機会も増えてきましたし、是非自分の好きな音楽を更に楽しめるイヤホンを見つけてみてくださいね。
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