今回はEC Technology様より、レビュー用サンプルとしてBluetoothイヤホン「EC Technology H-07」を提供して頂いたのでご紹介します。
ジョギングやランニングなどの運動中に音楽を聴くのであれば、動いてもイヤホンが外れづらい耳に掛けるイヤーフックタイプのイヤホンが便利ですよね。
イヤホンが外れづらいといったメリットとは反対に、しめつけが強かったり素材が硬いと、掛けている部分の耳が痛くなってしまうデメリットもあります。
今回紹介するH-07は、人間工学に基づいて作られた「シリコン製の耳に掛けないイヤーフック」が採用された超軽量(約17g)のBluetoothイヤホンなので、そういった耳が痛くなるデメリットがありません。
またBluetoothでも高音質な音を再生できる「Apt-Xコーデック」にも対応しています。
耳に掛けないイヤーフックが特徴的なH-07
まずは外観や機能性から紹介します。
音質などのレビューのみ読みたい方は、ササッと読み飛ばしてください。
梱包内容
H-07には以下の物が梱包されています。
- H-07(本体)
- イヤーピース(S/M/L) ※ Mが標準装着。
- イヤーフック(M/S) ※ Mが標準装着。
- 充電用miniUSBケーブル
- 取り扱い説明書(日本語)
人間工学に基づいたイヤーフック
H-07のイヤーフックは人間工学に基づいて作られており、シリコン製の輪が耳のくぼみ(耳甲介艇)部分に引っかかる作りになっています。
耳に掛ける必要は無いので、締め付けによる痛みが生じることもありませんし、ランニングやジョギングをしてもシリコン製の輪が耳のくぼみにしっかりと引っ掛かかるので、イヤホンが外れづらい構造になっています。

3つのボタン
右耳のイヤホンに「+」「-」「マルチファンクションキー」の3つのボタンが付いています。
※ ファンクションキーは写真で写りきっていない側面にあります。
これら3つのボタンを使って様々な操作が可能です。
- ファンクションボタン
- 電源オフの状態で約2秒長押しで電源オン。
- 電源オンの状態で約3秒長押しで電源オフ。
- 電源オフの状態で約3秒長押しするとペアリングモード。
- 1度押しで電話の受話と切断。
- 着信時に約2秒長押しで受話拒否。
- 2度押しでリダイヤル(最後に発信した相手に電話発信)
- +ボタン
- 長押しでボリュームを大きくする。
- 1度押しで前曲にスキップ。
- 2度押しでLEDインジケータでバッテリー残量の確認
- 赤点滅1回:満充電
- 赤点滅2回:残量75%
- 赤点滅3回:残量50%
- 赤点滅4回:残量25%
- -ボタン
- 長押しでボリュームを小さくする。
- 1度押しで次曲にスキップ。
- 2度押しでSiriを起動。
バッテリー残量の確認方法については、H-07がBluetooth 4.1に対応しているので、ボタン操作以外にもペアリングしたiPhoneのステータスバーから確認することも可能です。
目の細かい非金属フィルター
音筒部には、かなり目の細かい非金属のメッシュフィルタが採用されています。
本当に目が細かく、スポンジのようなフィルターでは無いので、汚れにも強いと思います。
充電
左耳のイヤホンにminiUSBポートがあるので、付属のminiUSBケーブルを接続することで充電が可能です。
iPhoneの充電に使っているUSB ACアダプタに接続することで、コンセントから給電が出来ます。
充電状況はLEDインジケーターの色で判断することができます。
(青:満充電 赤:充電中)
H-07 使用感
音質
Bluetoothイヤホンは有線のイヤホンに比べると、どうしても伝送帯域の問題で音データが欠損(低音質化)してしまいがちですが、H-07は伝送帯域の問題を解決できる「Apt-xコーデック」を採用されており、転送時に音楽データを圧縮することで、Bluetoothイヤホンでありがちな音データの欠損を防ぎ、全音域のデータを忠実に再現することが出来ます。
この「Apt-x」のお陰か、実際に聞いてみると全音域がクリアで透き通った音になっています。
低域や高域を強調するドンシャリ系イヤホンとは正反対の正統派イヤホンだと思います。
高域の音も十分再現できているのか、女性ボーカルの高めの歌でもノイズが入ることはありませんでした。
※ 音質については個人の感覚も大きく影響するので、一個人の感想程度に留めてください。
装着感
人間工学に基づいた耳の内側に引っ掛けるタイプのイヤーフックが良い意味で曲者。
「ギツギツで硬いイヤーフックなんてもう付けたくない」と思うぐらい装着感は快適です。
本体重量も約17gとかなり軽量なので、耳周りが重たく感じることも無いです。
ただ、H-07のイヤーフックを耳に掛けるタイプのイヤーフックと比べてしまうと若干緩く感じるので、ランニングやジョギング程度なら問題は無いですが、頭も激しく動かすような運動となるとイヤホンが外れることがあるかもしれません。
総評
見た目のデザイン性も良く、人間工学に基づいたイヤーフックと軽量化もあり、装着感も概ね良いです。
音質は全体的にかなりクリアなので、低域や高域が強調されているドンシャリ系が苦手な方に特にお勧めです。
Bluetoothイヤホンであることを忘れさせられるぐらいのクオリティに仕上がっています。
またボタン操作もかなり豊富で、iPhoneを一切触らずにSiriを利用できるのも便利です。
価格も3,000円程度なので、価格以上の機能性を持ち合わせたイヤホンだと思います。
※ Amazonを確認したところ好評なのか在庫切れとなっているようです。
恐らく今後入荷すると思われるので、H-07が気になる場合は「ほしい物リスト」に追加しておくと良いです。
上記ウィジェットでは定価価格で表示されていますが、在庫があった1週間前は約3,000円程で販売されていたので、恐らく値下げされると思います。
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