先日iTunesでローカルに保存されたミュージックライブラリが、許可無しに削除される不具合をお伝えしましたが、米メディアTechCrunchによると、同問題に詳しい情報筋から得た話として、iTunes 12.4でこの問題が改善されたと伝えています。
複雑なボタンが「音楽が消える」の要因に?
@settern My theory is that this dialog box is causing a fundamental misunderstanding of what happens next. pic.twitter.com/ROYbw1WQzf
— Jason Snell (@jsnell) 2016年5月5日
今回の問題については、iTunes Matchを利用している際に音楽を削除すると表示される“Remove Download”と“Delete Song”のダイアログで、ライブラリの参照情報も消えてしまう“Delete Song”がデフォルトになっている点であったり、これらのボタンの挙動が非常にわかりづらいことが原因になっているとの見方もあります。
※ 参考元によれば、iTunes Matchを利用している場合“Remove Download(ダウンロードしたものを削除)”を選択すると、音楽ファイルがゴミ箱に送られるものの、完全に削除しない限りはローカルから音楽が消えることは無いとのこと。また引き続きストリーミング再生も可能のようです。)
参考:iMore:No, Apple Music is not deleting tracks off your hard drive — unless you tell it to)
あまりのわかりづらさにスレッドまで立つ状態に
あまりにもこれらのボタンの挙動(意味)がわかりづらい為か、海外のAppleフォーラムでは「iTunesの”Delete”と”Remove Download”の違いは何?」といったスレッドまで立てれています。
参考:In iTunes, what’s the difference between Delete and Remove Download?
保護機能が導入されたのかは不明
TechCrunchによれば、上記ダイアログの仕様は変わっていないとのことで、Appleが案内していた「ミュージックライブラリを保護する機能(セーフガード)」が導入されたのかは不明とのことです。
However, in testing, we found that the “Delete Song” box is still the default in the new version of iTunes, and the “Remove Download” button still sends files to your Trash. So it’s unclear what these “safeguards” entail.
引用:TechCrunch
複雑になりすぎたiCloud
iCloudサービスには「iCloudミュージックライブラリ」「iTunes Match」「iCloudフォトライブラリ」「マイフォトストリーム」などがありますが、今回の問題はそれぞれの仕様が複雑過ぎるが為に起きた問題でもあるような気がします。是非ともiCloudサービスも、iPhoneのように直感でわかりやすい、シンプルで統一されたサービスに刷新してほしいところです。
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