iOS10〜iOS10.2にアップデートしてから「バッテリーの駆動時間が短くなった」という方も多いのではないでしょうか?iOS10.2のバッテリードレイン問題は多々指摘されており、根本的な解決にはiOSのアップデートを待たざる得ない状況です。
今回は暫定的な対応となりますが、iOS10〜iOS10.2のiPhoneでバッテリー駆動時間を長持ちさせる4つの方法をご紹介します。基本的にはiOS10以降で追加された部分や変更となった仕様に焦点を当てているので、記事タイトルの+αにあたる基本的な節約テクニック(アプリの自動ダウンロードを控える等)については、次の記事を参考にしてください。
【iOS9】iPhoneのバッテリーが長持ちする16の設定方法
iOS10で追加された「バッテリー駆動時間の改善策」を確認する
iOS10ではデバイスの設定状況を分析して、バッテリーの駆動時間を改善する機能「バッテリー駆動時間の改善策」が追加されました。「設定」→「バッテリー」を開き改善案が表示されていないか確認してみてください。もし改善案が表示されている場合は、項目をタップして適宜設定を変更してください。
- 自動ロック:「設定」→「画面表示と明るさ」→「自動ロック」
- 明るさを下げる:「設定」→「画面表示と明るさ」
- 手前に傾けてスリープ解除:「設定」→「画面表示と明るさ」→「手前に傾けてスリープ解除」
- 「設定アプリ」→「バッテリー」をタップ。
- “バッテリー駆動時間の改善案”を確認する。
ウィジェットに登録してあるアプリを見直す
iOS10ではウィジェットアプリが”Appのバックグラウンド更新”の設定状況問わず、常に最新の状態が表示できるようになりました。今回の仕様変更によって、ウィジェットページを開く度にデータの読み込みやネットワーク通信が発生してしまうので、不要なウィジェットアプリは解除するようにしてください。
- ホーム画面1ページ目で右方向にスワイプし、ウィジェット画面下部の「編集」をタップ。
- ウィジェット表示が不要なアプリの「-」をタップ。
- 「削除」→「完了」の順にタップ。
バッテリーの使用状況を確認して”Appのバックグラウンド更新”を整理する
アプリの中には、画面表示をしていないバックグラウンド動作中にもデータの更新などを行うものがあります。片っ端からバックグラウンド動作の設定をオフにしても良いのですが、後々不便な思いをしかねないので、バッテリーの使用状況を確認した上で該当するアプリの設定を変更して下さい。
- 「設定」→「バッテリー」をタップ。
- 「7日以内」→ 右側の「時計ボタン」の順にタップ。
- 割合の多いアプリの中で”XX分(バックグラウンド)”と表示されているアプリをメモする。
※ ご自身の用途に合わせて、アプリを最小化した際に常にリアルタイムな情報が必要なアプリ(ナビやミュージックなど)はリストアップしないでください。 - 「設定」→「一般」をタップ。
- 「Appのバックグラウンド更新」をタップ。
- 手順3でメモしたアプリをオフにしてください。
位置情報を使用しているアプリを見直す
カーナビアプリやカメラアプリなどでは、位置情報(GPS)を使用するものがあります。カーナビアプリで位置情報の使用は必須ではあるものの、例えばカメラや日記などは使い手によって位置情報が不要な場合もあります。そういった位置情報が不要なアプリについては、プライバシー設定を見直して位置情報の使用許可を適宜解除してください。
- 「設定」→「プライバシー」をタップ。
- 「位置情報サービス」をタップ。
- ご自身の用途で位置情報が不要なアプリで、”常に許可”或いは”使用中のみ”になっているアプリをタップ。
- 「許可しない」をタップ。
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