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【レビュー】Omaker「M7」はリビングに置いても恥ずかしくない高級感溢れるBluetoothスピーカー

先月モバイルスピーカーとは思えないほど重低音の迫力がある、OmakerのBluetoothスピーカー「M6」をレビューしました。M6は良い意味で期待を大きく裏切られる製品に仕上がっており、Amazonのレビューも星4.5/54件と概ね高評価を得ています。

そんな高評価のM6の後継機にあたる「M7」が先日Omakerより発売されました。M7はスペックやデザインがM6から大きく変化し、主に屋内利用向けに設計されたスピーカーに仕上がっています。今回はメーカーよりサンプル品を提供して頂いたので、M6と音質面などを比較しつつレビューをしてます。

高級感のあるデザインに刷新された「M7」(フォトレビュー)

M7の付属品は「M7本体」「取扱説明書」「保証書」「MicroUSBケーブル」「滑り止めシート」となっています。滑り止めシートは、M6の横ズレ問題を受けての対応かと思います。

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スピーカーの前面背面共に布地のメッシュ記事が張られています。OmakerのロゴもM6よりは主張が少なく、控えめなデザインになっています。

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ボタン周りは銀縁リングがあしらわれた、高級感のあるボタンに仕上がっています。光に当たった際にキラリと光り輝くボタンが高級感を演出します。

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背面には充電用のMicroUSBポートとMiscroSDカードスロットが備わっています。AUX(オーディオ)端子については撤廃されています。

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底面は滑り止めのゴム足が四隅についています。

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もし音楽を再生した際にM7本体が横ズレしてしまう場合は、付属の滑り止めシートを底面に貼り付けることで改善します。

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前代のM6と比べると、一回り以上コンパクト化されていることがわかります。Omakerのロゴの主張も控えめになり、デザイン面ではM7の方が優れているように思えます。

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ボタン配置は若干変更されているものの、M6と使い勝手の面では特に違いはありません。

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「M6」と「M7」のスペックを比較してわかること

機種 M6 M7
外部端子 Micro USBポート、AUXジャック Micro USBポート、MicroSDカードスロット
サイズ 幅142mm、奥行き70mm、高さ46mm 幅105mm、奥行き64mm、高さ40mm
重量 395g 225g
ドライバー 3.5Wドライバー2基、低周波ラジエーター 3Wドライバー2基、低周波ラジエーター
ドライバーサイズ 1.5inch,4ohm 1.5inch,4ohm
バッテリー 1,900mAhポリマーリチウムバッテリー 1,000mAhポリマーリチウムバッテリー
Bluetooth 4.0 4.2
周波数 68Hz-20KHz 60Hz-20KHz
再生時間 約10-12時間 約10時間
充電時間 約4-5時間 (DC5V/1A) 記載無し
TWS※ あり あり
防水性 あり 無し

※ TWS:同製品を2台Bluetoothで接続することで、2台のスピーカーから同一の音を再生することが出来る機能。

M6とM7のスペックを比較してみると、次の幾つかの違いが見えてきます。

1つ目は“AUXジャック”と”MiscroSDカードスロット”の有無です。
M7ではオーディオケーブルの接続が出来るAUX端子が廃止され、変わりにMicroSDカードスロットが搭載されました。Bluetooth非対応のデバイスをオーディオケーブルで接続することが出来なくなったものの、Micro SDに音楽を保存して、デバイスを一切使わずに音楽の視聴が可能になりました。

2つ目は“ドライバーのワット数”です。
M7はM6と比べ、ドライバーのワット数が0.5W落ちているので、M6と比べると最大音量の面では劣ります。しかしM7は屋内向けに調整されたスピーカーとなるので、リビングや自室で使用する分には大きな差を感じることはありません。

3つ目は“バッテリー容量”です。
M7はM6と比べ、バッテリー容量が900mAhほど減少しています。バッテリー容量が少なくなると、連続再生時間が短くなる懸念がありますが、前述したようにドライバーのワット数が落ちているため、M7においても連続10時間再生が可能とされています。

4つ目は“サイズ”と”重量”です。
M7は大幅にコンパクト化され、重量も約170gの軽量化に成功しています。気軽に持ち運べるといった面では、M7に軍配が上がります。

5つ目は“防水性の有無”です。
M6はIPX5等級の防水仕様となっている為、アウトドアやお風呂場で利用しても何ら問題はありません。しかし、M7は防水仕様では無い為、水に濡れない環境でしか使用することが出来ません。あくまで室内や机上での利用に限られます。

M6とM7の音質の違いについて

M6とM7は音質も大きく異なります。

M6は低域が強めにチューニングされており、モバイルスピーカーとは思えない迫力のあるサウンドを奏でることができます。低域が強く調整されているが故に、低価格帯のスピーカーならではの“安っぽい音”を感じさせないようなスピーカーに仕上がっているものの、やや篭りがちな音質が難点でした。

一方M7は低域が抑えられており、中域〜高域の音にフォーカスを当てたバランスになっています。M6と比べるとフラット寄りの長時間視聴できる音質で、しっかりとボーカル〜高域の演奏も聞き取ることができ、音の篭りも解消されています。

しかし、M6と比較すると音の迫力では劣るので、シャカシャカとした音の軽さから価格相応の音質に感じる方も多いかもしれません。

こればかりは個人の好みによって評価が分かれますが、低域〜高域の楽器演奏を中心に視聴したい場合(EDM、ロックなど)はM6ボーカル声と高域の演奏を中心に視聴したい場合(邦楽、バラードなど)はM7と選ぶと良いかと思います。

著者情報

Ryo
こんにちは、「SBAPP」を運営しているRyoです。

Apple製品はiPhone 3GSから使い始め、国内でスマートフォンが急速に普及し始めた時期、iPhone 5が展開された頃から、主にiPhoneやiOSなどの使い方や不具合情報を10年以上にわたり発信しています。

現在はiPhoneやiOSの情報だけでは無く、SNSプラットフォームでの障害や不具合、フィッシング詐欺メール・SMSに関する注意喚起など、広範なテーマにわたる記事を書いています。

過去には「電気の見える化」に関するウェブアプリケーション開発、大規模システムの保守業務に従事していたことがあり、それらの経験を活かしてSBAPPを含むブログメディア等を運営しています。記事が少しでもお役に立てたら幸いです。

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