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【レビュー】Omaker「M6」はワイヤレスであることを忘れるほど重低音が鳴り響くBluetoothスピーカー

iPhone 7では従来のスピーカーに加え、受話口からも音楽の再生が可能になり、従来のモノラルスピーカーからステレオスピーカーにアップグレードされ、旧機種よりも音楽体験が大きく向上しました。

しかしステレオスピーカーといっても、やはり“スマートフォンのスピーカー”といったレベルで、Bluetoothや有線で接続した外部スピーカーには、重低音の響きや音量、音の表現力といった面では引けを取ることが殆どです。

そこで今回は低価格帯のワイヤレススピーカーの筆頭候補になりかねない、Omakerの新型ワイヤレススピーカー「M6」をご紹介します。今回の製品はメーカー様よりサンプル品として提供して頂いた物になりますが、ワイヤレススピーカーとは思えないほどパワフルで高音質なスピーカーに仕上がっていました。但し、パワフルが故にマイナスな点も幾つかあったので、そのあたりも詳しくレビューします。

ワイヤレスであることを忘れさせるパワフルなワイヤレススピーカー「M6」

Omaker M6は1.5inchの3.5Wドライバー2基と低周波ラジエーターを搭載した、デュアルドライバーのステレオスピーカーです。バッテリー容量は1,900mAhとなっており、連続で約10〜12時間の再生が可能です。

スピーカー本体のサイズは幅142mm、奥行き70mm、高さ46mmと持ち運びに便利なコンパクト設計で、防水性能はIPX5等級となっているので、お風呂場などの水周りは勿論のこと、室内よりも大音量を求められる屋外使用にも最適なスペックです。

外部端子 Micro USBポート、AUXジャック
サイズ 幅142mm、奥行き70mm、高さ46mm
重量 395g
ドライバー 3.5Wドライバー2基、低周波ラジエーター
ドライバーサイズ 1.5inch,4ohm
バッテリー 1,900mAhポリマーリチウムバッテリー
Bluetooth 4.0(20m離れた場所から接続可能)
周波数 68Hz-20KHz
ひずみ率 RMS=3.5W THD=10%
SN比 72dB
再生時間 約10-12時間
充電時間 約4-5時間 (DC5V/1A)

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同梱品として「充電用USB充電ケーブル」「ストラップフック」「オーディオケーブル」「ストラップ紐」「説明書」の5つが梱包されています。説明書については丁寧な日本語解説です。

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上面にはペアリング方法を解説したシールが貼られており、このシールを剥がすことで「電源ボタン」「Bluetoothボタン」などの物理ボタンが現れます。

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初期ロットのみシールの糊跡が残る問題がありますが、シールの接着面でペタペタと何度か貼り剥がしすること糊跡を綺麗に除去することが出来ます。この問題は既にメーカー側も確認済みとのことで、次回以降の出荷分については問題を解消するとのことです。

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操作パネルではボリューム調整や再生/一時停止、Bluetooth出力/AUX出力の切り替えが出来ます。アイコンも非常にシンプルなので直感的に操作をすることが出来ます。(詳しい操作方法は説明書にイラスト付きで記載されています)

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底面には滑り止めのゴムが2箇所に貼られています。

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ゴムの滑り止めの吸着力は十分強力なものの、M6は重低音がかなり強く響くこともあり、スピーカー本体が振動によって徐々に回転してしまいます。もし大音量で音楽を視聴するのであれば、ゴム板などを用意して横ズレに強い環境を用意する対策が必要です。横滑り問題は次期モデルの課題となりそうです。

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M6の背面からは、ウーファーを内蔵しているのかと錯覚するぐらいパワフルな重低音が再生されます。

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充電端子とAUX出力端子は防水性能IPX5ということもあり、分厚いパッキンで保護されています。この手の海外製ワイヤレススピーカーは端子が歪んでしまっている製品もありますが、M6については端子の歪みも一切無くスムーズに着脱が出来ました。

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音質については低域がかなり強く、屋外でも十分に活躍できるパワフルな音質です。最大音量にしても音が割れることも無く、寧ろM6の特徴であるパワフルさが全面に押し出されるので、小音での再生よりも大音量が求められるようなアウトドアに利用に最適です。

しかし音量を小さくしすぎてしまうと、低域が強い為か音全体がモコッと篭ったような感じになってしまうので、室内で音楽を小さな音で聴くような場合はM6本来のポテンシャルを活かしきれません。

レビュー時にM6で音楽を初回再生した時は、本当に4,000円以下のワイヤレススピーカーなのかと信じられないぐらい、メーカーの本気を感じ取ることが出来ました。恐らく低価格帯のワイヤレススピーカーとしては上位に食い込む満足度になるかと思います。

※ M6は2台用意することでTWS機能で2台同時に音を鳴らすことが出来ますが、今回は1台のみの提供だったのでTWSについては触れていません。

良かった点

  • 4,000円以下のスピーカーとしては音質・音量ともに満足度は高め。
  • 持ち運びに便利なサイズで防水仕様なので場所を問わず利用出来る。
  • 直感で使用できるシンプルで使いやすいコントロールパネル。
悪かった点

  • 小音では本来のポテンシャルを活かしきれず音が篭もりがちになる。
  • 音量を大きくするとスピーカー本体がゆっくりと振動によって回転する。
追記
Omakerの担当者より連絡を頂き、予想以上のペースで売れているようで、当初用意していた在庫が残り僅かとなっているようです。在庫切れになった場合は来週1月16日に入荷予定とのことです。

著者情報

Ryo
こんにちは、「SBAPP」を運営しているRyoです。

Apple製品はiPhone 3GSから使い始め、国内でスマートフォンが急速に普及し始めた時期、iPhone 5が展開された頃から、主にiPhoneやiOSなどの使い方や不具合情報を10年以上にわたり発信しています。

現在はiPhoneやiOSの情報だけでは無く、SNSプラットフォームでの障害や不具合、フィッシング詐欺メール・SMSに関する注意喚起など、広範なテーマにわたる記事を書いています。

過去には「電気の見える化」に関するウェブアプリケーション開発、大規模システムの保守業務に従事していたことがあり、それらの経験を活かしてSBAPPを含むブログメディア等を運営しています。記事が少しでもお役に立てたら幸いです。

コメント欄

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  1. スペックの周波数 98Hz-20KH となってますがあってますか?
    official websiteを見ると68Hz-20KHzとなってるように思えます

    • 周波数部分はご指摘通り「68Hz-20KHz」が正しい値となります。
      ご指摘ありがとうございます。

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